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消費税25%で世界一幸せな国 デンマークの暮らし 角川SSC新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川SSコミュニケーションズ/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/11/09 |
JAN | 9784047315341 |
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消費税25%で世界一幸せな国
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商品レビュー
4.1
19件のお客様レビュー
デンマークに43年暮らしている著者がデンマークの高負担・高福祉の実情とデンマークが抱える問題点について記された本。 日本と全く違う社会システムの中で特に驚いたのが、下記のような医療と教育の面である。 ・医療に関しては、たとえ億単位の医療費がかかっても無料。ただし命に関わらない風...
デンマークに43年暮らしている著者がデンマークの高負担・高福祉の実情とデンマークが抱える問題点について記された本。 日本と全く違う社会システムの中で特に驚いたのが、下記のような医療と教育の面である。 ・医療に関しては、たとえ億単位の医療費がかかっても無料。ただし命に関わらない風邪や歯科治療などは自己負担。 ・教育に関しては、義務教育・高校・大学の教育費が無料。18歳以上の学生には全員に生活費として月額約7万7,000円が支給される。 ・入学試験がない。 親の経済国が子供の学歴に影響すると言われる日本から見ると、貧富の差が関係なく誰にでも教育を受ける門戸が開かれていることは素晴らしいと感じた。 また入学試験がないことは、学校での授業が受験に重点を置いた教育にならないことが良いと思う。 デンマークでは全ての仕事において資格が必要となり、高校以上では学校が資格を取る場となるそうだ。 就職してからキャリアアップをしたいと思えば、無料で学校に入り、いつでもやり直しがきく環境が羨ましく思う。(しかし卒業するのは大変らしい) また、高負担・高福祉の社会においては恩恵を受ける人とそうでない人の差が開いてしまうが、デンマークの国民の間では「みんなのお金でみんなが幸せに暮らす」という「共生」の精神が強いため、このシステムが成り立つようだ。 九州ほどの面積と、兵庫県ほどの人口の日本に比べると小さな国だが、世界一幸せな国と呼ばれるデンマークの社会システムに感心をした。 人口や土地、国民の価値観など、日本とは条件が違う部分も多いので、デンマークの仕組みをそのまま使うことはできないが、日本のアドバンテージを利用した国づくりが何かあるのではないかと思った。 もっと日本とは違う社会モデルを持つ国についての本も読んでいきたい。
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デンマーク国籍を取得して40年の著者が、高福祉高負担という日本とは違う選択をしたデンマークを、国民目線で論じた書。 第1章には、デンマークの「高福祉」の具体的な内容が、第2章にはそのサービスを実現可能にしている「高負担」の部分について、第3章にはそんな世界一幸せとされるデンマー...
デンマーク国籍を取得して40年の著者が、高福祉高負担という日本とは違う選択をしたデンマークを、国民目線で論じた書。 第1章には、デンマークの「高福祉」の具体的な内容が、第2章にはそのサービスを実現可能にしている「高負担」の部分について、第3章にはそんな世界一幸せとされるデンマークが抱える「問題点」について書かれている。そして最後の第4章には高福祉高負担を実現できた歴史的・社会的背景が取り上げられている。 育児、保育サービスを充実させて女性の社会進出を実現させ、納税者を増やすといい仕組みには納得した。(育児保育業界の業務自体が主に女性の仕事であることも忘れてはならない。) 事実、高福祉高負担の国家が多い北欧の国々(ノルウェー・フィンランド・デンマーク)の首相が皆女性ということからも、女性の社会進出が実現していることが伺える。 特に最近では、フィンランドで若干34歳のサンナ・マリーンさん(女性)が現職最年少で首相に選出されたそうだ。 新内閣は女性12人、男性7人の構成となっており、もはやこれからは女性が男性に変わり世界を牽引していくことになるのではないかとも思わせられる。 超高齢社会となり、税収確保が死活問題となっている日本も、女性の社会進出においてはデンマークを見習うべきだと思う。 だがしかし、デンマークは九州ほどの面積、兵庫県程度の少人口がゆえに、今日の高福祉高負担国家が成り立っているといっても過言ではない。 そんなデンマークの政策と我ら日本の政策を比べて日本政府を批判するのはナンセンスだろう。(かくいう私も高校入試の小論文で高福祉高負担の大きな政府を支持するような内容を書いてしまったが。) 日本政府や私たち日本国民は、日本という国が持っている特徴やアドバンテージをよく理解し、それらを最大限生かしていく政策を考える必要があるだろう。 そうすればきっと日本も、デンマーク以上に幸せな国となるのはもはや遠い未来の話ではないだろう。
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著者のデンマーク生活経験に基づく医療・教育・年金などの社会制度に関する解説. ・地方市議会議員は仕事を持つボランティアが務め手当は年間交通費などで100万円程度支給されるだけ(町長や市長は専門職のため専従). ・1983年に1.38だった出生率は2009年に1.9に改善.それには...
著者のデンマーク生活経験に基づく医療・教育・年金などの社会制度に関する解説. ・地方市議会議員は仕事を持つボランティアが務め手当は年間交通費などで100万円程度支給されるだけ(町長や市長は専門職のため専従). ・1983年に1.38だった出生率は2009年に1.9に改善.それには様々な子育て支援策が効果を発揮している. ・高校にも大学にもランク付けがない.将来どのような仕事に就きたいかで選択.また学費は無料で,転入なども自由なので途中で進路変更も可能. 人口が大きく違う(550万人)ので,同じ政策は取れないが,学ぶべき点は多い.
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