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婚活詐欺女 宝島社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2010/11/04 |
| JAN | 9784796679855 |
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婚活詐欺女
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商品レビュー
2.9
13件のお客様レビュー
主人公の杏彩子にあまり共感出来なかった。リサは、あぁこういうこじれちゃった人いるなぁと。 最後の作中作、不要…
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虚言癖のある女をマネージャーにして苦労しつつ愛人2人と性行為にふける中年女性作家視点の小説。これは岩井志麻子『百物語』シリーズを読んでいると二重に楽しめるのではないかと思う。この虚言女、どう読んでもシリーズ常連の「あの女」だ。メタ的な意味でも、小説表現としても、リアルとフィクショ...
虚言癖のある女をマネージャーにして苦労しつつ愛人2人と性行為にふける中年女性作家視点の小説。これは岩井志麻子『百物語』シリーズを読んでいると二重に楽しめるのではないかと思う。この虚言女、どう読んでもシリーズ常連の「あの女」だ。メタ的な意味でも、小説表現としても、リアルとフィクションが渾然一体となっていて面白かった。官能シーンと虚言女の奇行がサンドイッチ状態で提供されるのも刺激的だった。 虚言女については、こんな奴いるよなぁと呆れながら読んだ。どこか哀れを誘う大人の問題児。自分もこの手の人物と関わったことがあるので岩井志麻子先生の気持ちが良くわかる。お笑い草のホラ話と分かっていても、つい聞きたくなってしまうのだ。この人なんでホラを吹くのだろうと純粋に興味深いし、ホラ話には彼らの悲しい現実が形を変えて投影されていて、ある意味では自作自演の「創作劇」でもある。 彼らは自分のホラにうっとりしながら観衆に向けて役を演じている。観衆は他人だけではない。自分自身も観衆だ。結婚詐欺師は金を巻き上げるまでは被害者を幸せにしてくれるものだ。自分自身からチャンスと時間をもぎ取りながら虚言癖の人は夢をみている。自給自足の悲しい夢を。 それだけなら無害のようだが、この小説のように周りの人間を「共同幻想の協力者」に仕立てようとするのが迷惑かつ厄介なのである。不思議なくらい自分のホラ話に騙されていて、他人には他人の人生があり現実がある事も気づいてない。例えば、虚言癖の人を面白く観察している暇人の現実とか。だからあんなに気持ち良さそうにホラが吹ける。彼ら彼女らはどこまで行ってもたった1人の宇宙にいるのだなと思う。
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私、先生の大ファンなんです! そう近づいてきたリサは、半ば強引に人気作家・如月杏彩子のマネージャーになる。華麗な職歴やハリウッドスターとの恋愛遍歴など、リサが語る半生にはことごとく信憑性がなく、杏彩子はいつしか執筆中の連載小説のヒロインと重ね合わせるようになる。 単調に進む話。...
私、先生の大ファンなんです! そう近づいてきたリサは、半ば強引に人気作家・如月杏彩子のマネージャーになる。華麗な職歴やハリウッドスターとの恋愛遍歴など、リサが語る半生にはことごとく信憑性がなく、杏彩子はいつしか執筆中の連載小説のヒロインと重ね合わせるようになる。 単調に進む話。どんでん返しがあるかと思いきや、普通に終わる。
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