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オリーヴ・キタリッジの生活
2,420円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2010/10/25 |
JAN | 9784152091628 |
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オリーヴ・キタリッジの生活
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オリーヴ・キタリッジの生活
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商品レビュー
4
47件のお客様レビュー
終始読みやすい文体でするすると読ませられる面白さがあるのに、気づくとページを繰る手が遅くなっていた。 好みじゃなかったのか? …そうではない。 気難しく頑固でそのくせ繊細なオリーヴが嫌い? …そうじゃない。 オリーヴが自認する彼女自身と、彼女に影響された者たちから見るオリーヴ。...
終始読みやすい文体でするすると読ませられる面白さがあるのに、気づくとページを繰る手が遅くなっていた。 好みじゃなかったのか? …そうではない。 気難しく頑固でそのくせ繊細なオリーヴが嫌い? …そうじゃない。 オリーヴが自認する彼女自身と、彼女に影響された者たちから見るオリーヴ。 彼女の身勝手な孤独感と悔恨、充分には寄り添われず解決を逃した感情や、周囲から理解されにくい筋の通った善意…… どれにも覚えがある。 オリーヴがそばにいたら、私もオリーヴを厄介に思うだろうか? …思ってしまいそうでズン、と心が重くなる。 オリーヴ。 彼女を抱きしめることを彼女は望まないだろう。 彼女は自分自身を抱きしめてやることもしないだろう。 オリーヴは弁えている。 オリーヴは狂えない。 うん…やっぱり他人事とは思えないのだ。 ブラウスに落ちたアイスクリームに誰も気がつかなかったシーンは、特にこたえた… 読後にじわじわと効いてくる遅効性のある作品だった。 続編を読むか、すごく悩む。
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主人公の異なる短編が連続する。共通点は同じ町。いろんな人の主観のエピソードの中で、オリーブ・キタリッジは背景程度だったり、割と目立つ役だったり。 本人のエピソードもあって、だんだん彼女のキャラクターが見えてくる。 中年のオリーブは攻撃的で扱いにくい。その自分を若く愚かだったと思い...
主人公の異なる短編が連続する。共通点は同じ町。いろんな人の主観のエピソードの中で、オリーブ・キタリッジは背景程度だったり、割と目立つ役だったり。 本人のエピソードもあって、だんだん彼女のキャラクターが見えてくる。 中年のオリーブは攻撃的で扱いにくい。その自分を若く愚かだったと思いながら、老年には自分の素直な気持ちを受け入れる。 自分に素直になれるのは歳をとることのメリットだと、共感する。 オリーブの頑固で感情的な一面、優秀で子供のことをよく見ていた教師としての一面、いろんな面があり、人間の複雑さや、哀しさのようなものが伝わってくる。 「飢える」の短編が印象的。 「好きでこうなってるわけじゃない」「そりゃそうでしょう。だから何とかしてあげたいんだわ」 なお、表紙の食器の絵がファイヤーキングのような色遣いで、内容に合ってるのもいい。
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メイン州の片田舎を舞台に、そこに生きる、市井の人の生活をさまざまな視点で描写する。 ジョジョは四部が好きなので、このタイプの短編集は好き
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