商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/10/14 |
JAN | 9784062767804 |
- 書籍
- 文庫
中原の虹(4)
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中原の虹(4)
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商品レビュー
4.3
98件のお客様レビュー
幾度読んでも感動してしまう浅田作品。中でも今巻は名シーンが多い。(ネタバレ故以下省略)キャッチフレーズの«魂を揺さぶる歴史冒険小説»は過言ではない。貧乏がなんだ。没法子とは唱えるな。運命など糞食らえ。ど根性で生きてやれ。背中を強く押すメッセージ性の強い作品。 ネタバレを避けたい...
幾度読んでも感動してしまう浅田作品。中でも今巻は名シーンが多い。(ネタバレ故以下省略)キャッチフレーズの«魂を揺さぶる歴史冒険小説»は過言ではない。貧乏がなんだ。没法子とは唱えるな。運命など糞食らえ。ど根性で生きてやれ。背中を強く押すメッセージ性の強い作品。 ネタバレを避けたいと言いながら、ここだけは触れたい。作中張学良に鄭薫風という友人が居る事にホッとした。特に薫風は個人的に琴線に触れるキャラクター。馬占山と薫風の親子関係も残酷だが展開としてはストライクゾーン。親子の憎悪劇が堪らなく趣味で仕方がない。
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宗教仁が議会制を打ち立てるも、凶弾に倒れ、袁世凱が総統になるために素早く動いた。 春児は龍玉を手に入れるため、兄に会う。 袁世凱は民に追い出され、憤死を遂げ、張作霖は長城を越えて北京へ。 満州が長城を越えたものとオーバーラップして描く。 それぞれが国を外国に取られないよう...
宗教仁が議会制を打ち立てるも、凶弾に倒れ、袁世凱が総統になるために素早く動いた。 春児は龍玉を手に入れるため、兄に会う。 袁世凱は民に追い出され、憤死を遂げ、張作霖は長城を越えて北京へ。 満州が長城を越えたものとオーバーラップして描く。 それぞれが国を外国に取られないように懸命に頑張った様が分かる。
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「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」に続く清朝末期の小説第三弾。 西太后、袁世凱、張作霖‥ 歴史の教科書で名前と事件くらいしか知らず、イメージもわかなかった時代と人物たちのストーリーに引き込まれ、心動かされました。 「記事は都合よく書き変えられてしまう。真実はことごとく、歴史の闇に葬ら...
「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」に続く清朝末期の小説第三弾。 西太后、袁世凱、張作霖‥ 歴史の教科書で名前と事件くらいしか知らず、イメージもわかなかった時代と人物たちのストーリーに引き込まれ、心動かされました。 「記事は都合よく書き変えられてしまう。真実はことごとく、歴史の闇に葬られてゆく。」 今史実として伝えられている人物評も、その人の本当の心はわからなくて、事実の裏にある真実は誰もわからなくて‥歴史は切なく、奥が深いなと思いました。 志半ばで倒れる人もいるのに、 何度も危機を乗り越えていく人もいて、 その人その人の運命というものについて考えさせられます。
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