商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/10/01 |
JAN | 9784309410449 |
- 書籍
- 文庫
カツラ美容室別室
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商品レビュー
3.5
58件のお客様レビュー
なんだかタイトルが妙に気になった。 きっとどこかにこんな人たちがいて、こんなふうに過ごしているような気がした物語だった。 風来坊で破天荒な梅田さんが、引っ越してきたばかりの淳之介を、散髪と花見に誘ったことから始まったつながり。淳之介が気になったエリとは、時間がたち、色々なやり取...
なんだかタイトルが妙に気になった。 きっとどこかにこんな人たちがいて、こんなふうに過ごしているような気がした物語だった。 風来坊で破天荒な梅田さんが、引っ越してきたばかりの淳之介を、散髪と花見に誘ったことから始まったつながり。淳之介が気になったエリとは、時間がたち、色々なやり取りをするうちに、恋心がいつの間にか友情に変わっていったように思えた。 桂さんがカツラを被って仕事をしていることに、皆が敬意を払っていることがわかったところは、とてもよかった。このときばかりは、ある意味わがままなエリに、拍手といった感じだった。 大人になると、人間関係は余計に相手の心を探りつつ、どこまで踏み込んでいいのか考えてしまう。ちょっとしたことで、躊躇してしまったりする。そんなこと思いながらの読書だった。 「相手の心を覗くことは、相手の心を予想することとは違う。ただひたすら注意深く、全身を耳にして耳を澄ますのだ。答えは出さない。相手の心がわかることはないから。ただ、自分たちが平均台の上にいるということを知っておく。理解は不可能で、誤解だけが可能。知らないということを深めたくて、心を覗くのだ。」 なるほど、と思った。
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なんとも言えない独特な空気感が好きです。ほのぼの人間ドラマ。登場人物のキャラは濃ゆいのに、作品に乱れなし。面白かったです。
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何か日常に起こる平坦な話だった。読みやすいけど内容は無い所が此の小説の伝えたい所だったのかなぁ?エッセイ的な感じもするそんな小説でした。
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