商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/09/25 |
JAN | 9784103107200 |
- 書籍
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十一面観音巡礼
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十一面観音巡礼
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
十一面観音菩薩と言えば、やっぱり奈良県桜井市にある聖林寺の天平観音様。 明治初期の廃仏毀釈によって、大神神社の大御輪寺から聖林寺に大八車に載せられた移されたと伝わる。その仏を表現する白洲正子の文章が簡潔で小気味良い。
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白洲正子の全国の十一面観音像訪問記。時代による仏像の様式の違いや佇まいについて、聖林寺から奈良、湖北、京都、那智、長野、養老、岐阜の円空に至るまで縦横無尽に駆け回る。密教や長谷観音、熊野、オシラ様など各地の信仰の広がり、能や梁塵秘抄、和歌、天皇家や貴族、僧侶、権力者たちの血塗られた歴史など豊かな知見が散りばめられている。 美しい十一面観音像の写真に加え、本地垂迹や土地それぞれの水の信仰、時代による様式の変化、廃仏毀釈や火災による観音像の来歴に加え、補陀落渡海や「六」が葬送に由来する地名であることや法隆寺が聖徳太子の怨霊を鎮めるためであるなど少し恐ろしい逸話と、官能的な聖天信仰や市の聖など艶かしい逸話あり読み物として楽しい。 ・
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著者の白洲正子さんが、各地の十一面観音を求めて巡礼した記録。 一口に十一面観音といっても、そのお顔やお姿は様々で、こういう楽しみ方(いや、信仰の深め方というべき?)もあるんだと思った。 個人的には、渡岸寺の十一面観音像が美しくて好き。 今後お寺に行くときは、もっとゆっくりじっく...
著者の白洲正子さんが、各地の十一面観音を求めて巡礼した記録。 一口に十一面観音といっても、そのお顔やお姿は様々で、こういう楽しみ方(いや、信仰の深め方というべき?)もあるんだと思った。 個人的には、渡岸寺の十一面観音像が美しくて好き。 今後お寺に行くときは、もっとゆっくりじっくり仏像を拝んでみようと思う。
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