![薄妃の恋 僕僕先生 新潮文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001643/0016430051LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/08/28 |
JAN | 9784101374321 |
- 書籍
- 文庫
薄妃の恋
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薄妃の恋
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商品レビュー
3.9
62件のお客様レビュー
青年が美少女に心底惚れ込んでいるものの、美少女の側は満更でもない感を出しつつもいなす…というパターンは割合珍しくもないが、女性の側が道士で師匠だ、というのが、そういう「乳繰り合いかねない関係」を陳腐でなくするし、2巻目にしてそのやり取りがシリーズの魅力だと、はっきりと出してきた感...
青年が美少女に心底惚れ込んでいるものの、美少女の側は満更でもない感を出しつつもいなす…というパターンは割合珍しくもないが、女性の側が道士で師匠だ、というのが、そういう「乳繰り合いかねない関係」を陳腐でなくするし、2巻目にしてそのやり取りがシリーズの魅力だと、はっきりと出してきた感じ。飄々とした人の会話、読んでいてクセになる。 前作は長安から世界の果てまでひとっ飛びしたが、本作では「ゆったり江南都市巡り」といった趣で、料理と酒もフィーチャーされ、旅小説感もよい。オトナな関係を王弁に見せつけてきた新キャラ・薄妃の登場と同行が2人の関係性を変えそうで全然変えないのも悪くない。
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僕僕先生シリーズ第2弾。前作より読みやすく感じる。 登場人物もより個性的になってはいるが、どこか人間くさく、親しみやすさを感じさせる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
5年ぶりに書いた二作目にして、以前の作風そのままに、目的のない二人(?)旅をする物語。一冊目同様楽しめました。 以前と違うのは、話がオムニバス形式になったことでしょうか。1話完結で小さな物語が語られます。そしてその1つ1つが場所や登場人物を織り交ぜながらつながっていく。さながら中華風水戸黄門といった風です。 この雰囲気、いいですね。悪人はいるのか?みんな実はいいやつなんじゃないかと信じてしまいそうになります。 そして、僕僕先生が良い。日々旅を楽しみながら、主人公王弁への気遣いも忘れない(概ね、いじっている) 肝心な時にはよい采配をし、時には王弁全てを任せる。 なにより、可愛い。 小説を読んでいてその色艶、仕草を想像させてくれる文章に引き込まれます。これは絵ではなくて、活字の中で自分の中の僕僕先生を大事にしたいですね。イラストにされたら幻滅してしまいそうです。 作中好きな言葉は、 『人間は自信がないから、目的地がないと不安になる、もっと無目的に旅を楽しめ』(意訳) 私は当面目標無しには生きられそうにありません。 最後に、作者仁木さんの行きつけのカレーやさんは、私も大好物です。 あとがきを読んだら食べたくなってしまいました。。。 しかし、仙骨もないのでひとっ飛びというわけにもいかず。歯ぎしりして、本を閉じます。
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