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薄妃の恋 の商品レビュー

3.9

63件のお客様レビュー

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    11

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/09/05

1巻よりも断然面白かった。 連作短編で読みやすかったし、これなら続きも読んでみたいかも。 仙人や神様?妖かし?が出てきてそう言うのが好きな人はハマりそう。 ただ私はやっぱり中国舞台よりも日本舞台のほうが好きだから、しゃばけシリーズのほうが好きかもしれない。 でも予想よりも楽しめた...

1巻よりも断然面白かった。 連作短編で読みやすかったし、これなら続きも読んでみたいかも。 仙人や神様?妖かし?が出てきてそう言うのが好きな人はハマりそう。 ただ私はやっぱり中国舞台よりも日本舞台のほうが好きだから、しゃばけシリーズのほうが好きかもしれない。 でも予想よりも楽しめた読書でした。

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2024/04/29

青年が美少女に心底惚れ込んでいるものの、美少女の側は満更でもない感を出しつつもいなす…というパターンは割合珍しくもないが、女性の側が道士で師匠だ、というのが、そういう「乳繰り合いかねない関係」を陳腐でなくするし、2巻目にしてそのやり取りがシリーズの魅力だと、はっきりと出してきた感...

青年が美少女に心底惚れ込んでいるものの、美少女の側は満更でもない感を出しつつもいなす…というパターンは割合珍しくもないが、女性の側が道士で師匠だ、というのが、そういう「乳繰り合いかねない関係」を陳腐でなくするし、2巻目にしてそのやり取りがシリーズの魅力だと、はっきりと出してきた感じ。飄々とした人の会話、読んでいてクセになる。 前作は長安から世界の果てまでひとっ飛びしたが、本作では「ゆったり江南都市巡り」といった趣で、料理と酒もフィーチャーされ、旅小説感もよい。オトナな関係を王弁に見せつけてきた新キャラ・薄妃の登場と同行が2人の関係性を変えそうで全然変えないのも悪くない。

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2022/09/07

僕僕先生シリーズ第2弾。前作より読みやすく感じる。 登場人物もより個性的になってはいるが、どこか人間くさく、親しみやすさを感じさせる。

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2021/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5年ぶりに書いた二作目にして、以前の作風そのままに、目的のない二人(?)旅をする物語。一冊目同様楽しめました。 以前と違うのは、話がオムニバス形式になったことでしょうか。1話完結で小さな物語が語られます。そしてその1つ1つが場所や登場人物を織り交ぜながらつながっていく。さながら中華風水戸黄門といった風です。 この雰囲気、いいですね。悪人はいるのか?みんな実はいいやつなんじゃないかと信じてしまいそうになります。 そして、僕僕先生が良い。日々旅を楽しみながら、主人公王弁への気遣いも忘れない(概ね、いじっている) 肝心な時にはよい采配をし、時には王弁全てを任せる。 なにより、可愛い。 小説を読んでいてその色艶、仕草を想像させてくれる文章に引き込まれます。これは絵ではなくて、活字の中で自分の中の僕僕先生を大事にしたいですね。イラストにされたら幻滅してしまいそうです。 作中好きな言葉は、 『人間は自信がないから、目的地がないと不安になる、もっと無目的に旅を楽しめ』(意訳) 私は当面目標無しには生きられそうにありません。 最後に、作者仁木さんの行きつけのカレーやさんは、私も大好物です。 あとがきを読んだら食べたくなってしまいました。。。 しかし、仙骨もないのでひとっ飛びというわけにもいかず。歯ぎしりして、本を閉じます。

Posted byブクログ

2020/07/14

僕僕先生2作目。 短編集になったのね。 王弁くんが普通にできるやつになってきている。 魏夫人って1作目から出てたっけ?と思ってぱらぱら読み返してみた。けっこう忘れるもんよ

Posted byブクログ

2018/09/30

シリーズ第2弾。 様々な街を訪れ、そこで出会うトラブル?を解決していきながら王弁が少しずつ成長していくという構成なのですが、全体に漂うどこかほのぼのしたゆるい雰囲気と登場人物やトラブルのアイデアのユニークさから、マンネリ感を全く感じることなくワクワクしながら読みました。

Posted byブクログ

2017/06/10

なんかふんわりしてるなあ。 1巻に比べるとシリアスさが足りない気がする。王弁さんの想いも、その試練も、1巻ほどの切羽詰まった感じはない。 マイルドになっているけど、ぼやけてるとも言えるかもしれない。

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2017/02/05

2008年の作品で、シリーズ第二弾。 美少女の姿をしているが実は齢数千年の仙人と、元ニート青年・現在は仙人の元で修業?中の弟子が、中国の広大な舞台を縦横に巡りつつ繰り広げる物語り。 とってもツンデレな仙人だが、デレのさじ加減が厳しくて、それでも魅かれ続ける青年・王弁。 以前に比べ...

2008年の作品で、シリーズ第二弾。 美少女の姿をしているが実は齢数千年の仙人と、元ニート青年・現在は仙人の元で修業?中の弟子が、中国の広大な舞台を縦横に巡りつつ繰り広げる物語り。 とってもツンデレな仙人だが、デレのさじ加減が厳しくて、それでも魅かれ続ける青年・王弁。 以前に比べれば薬師として幾分かの成長も遂げ、本書には描かれていないが数年の異界の一人旅も経験して経年値は積んでいるらしい...。 それでも、依然として仙人であり師でもある僕僕との距離は縮みそうで近付けない... 人間のみならず、天界、仙界の様々なドロドロに巻き込まれながら、段々と美少女仙人との距離が近付きつつある... 仙人:僕僕の本心や如何に? ...が、ほんの1行のセリフだが、想いが描かれていて、次を読みたくさせられてしまうのであった...

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2016/04/29

中国の古典文化の深い愛情を持つ作家・仁木英行の大ヒットシリーズの第二作。大人になっても働きも学びもせず、のんべんだらりとニートのような生活を送っている青年・王弁が、少女の姿をした仙人・僕僕と修業の旅から戻ってはや5年。薬師(くすし)として日々を送っていた王弁は、再び目の前に現れた...

中国の古典文化の深い愛情を持つ作家・仁木英行の大ヒットシリーズの第二作。大人になっても働きも学びもせず、のんべんだらりとニートのような生活を送っている青年・王弁が、少女の姿をした仙人・僕僕と修業の旅から戻ってはや5年。薬師(くすし)として日々を送っていた王弁は、再び目の前に現れた僕僕と一緒に、中国国内を旅して回ることになる。相変わらずしゃっきっとしない王弁に呆れながらも、毒舌を交えながらも師として面倒を見る僕僕。二人の関係は「師弟」から「恋人」の関係に発展していきそうな予感。だが、師匠の本当の姿を知っている弟子と、自分の正体をどう思っているか気になる師匠は、最後の一線をなかなか越えることができない。この時点では「薄い」と表現されている彼女の胸が、年頃になったら豊満になるのか気になるところ。仙人だから、その気になれば「妙齢の美女」に化けるのはたやすいはずなのに、そうしないのはなぜ?個人的には老人というのは「擬態の一種」であり、実は絶世の美女である、という展開になることを希望しているのだが。

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2016/02/15

仁木英之による古代中華ファンタジー、シリーズ第二作。 冒険譚のシリーズものとして王道を踏むように、旅の道連れを増やしつつ、主要登場人物の過去が明かされ始めたり、成長しだしたりする。 他方で、正義とはなんたるかという、ありがちだが良し悪しの表れるテーマを丁寧かつ分かりやすく織り込ん...

仁木英之による古代中華ファンタジー、シリーズ第二作。 冒険譚のシリーズものとして王道を踏むように、旅の道連れを増やしつつ、主要登場人物の過去が明かされ始めたり、成長しだしたりする。 他方で、正義とはなんたるかという、ありがちだが良し悪しの表れるテーマを丁寧かつ分かりやすく織り込んでいる。白けるほど綺麗事ではなく、絶妙なバランスといえる。 自分の読書範疇から外れている気もするが、たまにはよい。 3+

Posted byブクログ