商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2010/07/28 |
JAN | 9784488279066 |
- 書籍
- 文庫
ファージング(2)
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ファージング(2)
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商品レビュー
3.7
17件のお客様レビュー
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ファージング2巻も面白かったです。 今作の中心は、貴族の6人姉妹の内の一人で女優をしているヴァイオラ・ラークと、カーマイケル警部補。全く違う流れがひとつになっていき、怒涛の爆殺計画ラストまでハラハラしました。 ヴァイオラがいるラーキン姉妹、それぞれの嫁ぎ先や所属組織でバラバラの方向にいるの面白いです。次女はヒムラーの妻で、四女はロシアに属する共産主義者。三女のヴァイオラが、離れたくとも絶ち難い姉妹関係によって巻き込まれたヒトラー暗殺計画と、ハムレットの舞台を成功させることの間で板挟みになりまくるの気の毒。。 カーマイケル警部補も、ネチネチした上司のせいでヤードを辞めると決意してたものの、ノーマンビー首相がイギリスにも作りたいゲシュタポの長官させられることに。マーク・ノーマンビーの悪意凄いな…前作の最高に素敵なレディ・サーキーも消されてたし。 …ロイストンがいきなり退場したのびっくり。密告は駄目だけど有能ではあったのに。今後はジェイコブスンが彼の代わりになるのかな。 最早、ノーマンビーとヒトラーを暗殺してもこの国のファシズムはびくともしない、みたいな事にカーマイケル警部補が思い当たるのリアルでした。ゲシュタポになる気だけど、ゲシュタポでありながらこっそり逃したりして国民の意識を変える!というカーマイケルを信頼しつつ、最終巻も読みます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ナチと講和した英国は、だんだんとファシズムが国民生活に浸透してきている。政治派閥ファージング・セットは政権を取って、より強権的な国家体制に向かおうとしている。カーマイケル警部補は、老女優宅での爆発事件を探るうちに、ファシズムに対抗しようとしている勢力があることを捕まえるが。
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1巻に続き、またしても読者である自分は一傍観者でしかないのかと思い知らされる。主人公はこれからどうなってしまうのだろう。こんな中途半端に、人生の決定的瞬間だけ見せられて、本を閉じるなんて。ダヴリンと一緒にいる主人公に共感できたのが読んでいて楽しかった?不誠実であることには気づいて...
1巻に続き、またしても読者である自分は一傍観者でしかないのかと思い知らされる。主人公はこれからどうなってしまうのだろう。こんな中途半端に、人生の決定的瞬間だけ見せられて、本を閉じるなんて。ダヴリンと一緒にいる主人公に共感できたのが読んでいて楽しかった?不誠実であることには気づいていても、心のこもった性的交流と愛称のよさ。周りは仲のよいカップルと言ってくれる。クープシューのママにほほえましいものを見るような目で見られたのを思い出した。 大活躍のカーマイケルが30代ではなくなんと20代なのは作者の好みの問題としかおもえない。マイナス2点。 もし今夜ふたりの殺害に成功しても、それはやつらの側に新たな武器を提供するのと同じこと
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