商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2010/07/25 |
JAN | 9784344018648 |
- 書籍
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ドゥルシネーアの休日
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ドゥルシネーアの休日
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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
タンポポを遺体に添える連続殺人が発生した。それはある事件の模倣、正確にはタンポポではなく菊だったが一人の探偵によって終結した物語。それに気づいた一人の刑事は執拗に探偵の過去を付け狙う。 少女は祈りを捧げていた。自身の行った罪に向き合い、どのような罰が自分に相応しいかを考えていた...
タンポポを遺体に添える連続殺人が発生した。それはある事件の模倣、正確にはタンポポではなく菊だったが一人の探偵によって終結した物語。それに気づいた一人の刑事は執拗に探偵の過去を付け狙う。 少女は祈りを捧げていた。自身の行った罪に向き合い、どのような罰が自分に相応しいかを考えていた。小学生にて連続爆破事件を引き起こした彼女を警察に促したのはあの探偵だった。 探偵の右腕は不死身だった。その生命力を生かして幾つもの難事件を力を持って解決してきた。彼に生きる意味を与えたのは紛れもなく彼女だった。 この作品に探偵はいない。だが誰もが彼女のことを思っていた。佐藤誠に引導を渡した“月島凪”という名探偵を。 舞台を遠海市にする一連のシリーズだ。連続殺人犯・佐藤誠を警察に突きつけた名探偵・月島凪に触れる。だが探偵自身が出てくることは無い。ドン・キホーテのドゥルシネーアのように思われるだけの存在なのだ。 推理あり、サスペンスあり、バトルありの超絶エンターテイメントだ。舞台を同じくする作品群なのにどうしてこうも多種多様な面白みを出せるのか。最期の展開にはどきりとする。次は絶海の孤島で会いましょう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タンポポは主張している。 自分が四人を斬殺したことを。 そして、凶器を変えて犯行を続けることを。 正直なところいままでの詠坂作品で群を抜いてつまらなかった。 第一部もギリギリ読めたといっていい。 第二部の罪人がどうとか罪がどうとかも、ここではしつこすぎる上にリアリティがないように感じた。 第三部に至っては耐えられないアクションもので、セリフだけ追った。 一番おもしろかったのが、金正日を追って北朝鮮へ行くと言った失踪中の月島凪の存在感。 これを正統本格で読んでみたいとも思うが、背景が背景だけに難しいか。 ミステリ :☆☆ ストーリー :☆☆ 人物 :☆☆ 文章 :☆☆☆
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第一部は警察小説、第二部は学園ミステリー、第三部はハードボイルドとコロコロとジャンルが変わる構成が面白いです。 事件自体は地味で物足りないですし、動機もあまり納得出来ないなど首を傾げたくなるところはありましたが、犯人を告発しようとしたらあっさりと自白されるところや、最後まで名探偵...
第一部は警察小説、第二部は学園ミステリー、第三部はハードボイルドとコロコロとジャンルが変わる構成が面白いです。 事件自体は地味で物足りないですし、動機もあまり納得出来ないなど首を傾げたくなるところはありましたが、犯人を告発しようとしたらあっさりと自白されるところや、最後まで名探偵が登場しないところなど、アンチミステリーを匂わせる人を喰ったような展開は楽しめました。
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