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トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか 低体温症と事故の教訓
1,760円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山と溪谷社 |
発売年月日 | 2010/08/05 |
JAN | 9784635140140 |
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トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか
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トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか
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商品レビュー
4.2
42件のお客様レビュー
ちょっとした条件の違いで人間の生死って簡単に分かれるものなんだな…と怖い気持ちになった。 ・ツアー登山でも事前の調査をしっかり ・体力に合わせた登山ルートを選ぶ ・運動量に見合った食事の携行 ・防水を怠らない …などなど、教訓になることがいろいろ見つけられた(特に登山の予定はない...
ちょっとした条件の違いで人間の生死って簡単に分かれるものなんだな…と怖い気持ちになった。 ・ツアー登山でも事前の調査をしっかり ・体力に合わせた登山ルートを選ぶ ・運動量に見合った食事の携行 ・防水を怠らない …などなど、教訓になることがいろいろ見つけられた(特に登山の予定はないが) また、冒頭にある遭難の経緯をまとめたパートで「この行動は無責任では…」と思う人物がいたのだが、その後の医学的な分析パートで低体温症の影響だったのかな?と考え直すことができた。人の思考・行動は体の状態に大きく影響されるということを知っておきたい。
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登山の経験はなく今後も想定していないが、とても興味深かった。 低体温症は知識としてはあったが、その急激な進行に驚いた。特に、本書で取り上げられた事例では最もわかりやすい初期症状の震えがなく(急激な体力消耗のためと考察されている)、そうなると低体温症により判断力が低下していても本人...
登山の経験はなく今後も想定していないが、とても興味深かった。 低体温症は知識としてはあったが、その急激な進行に驚いた。特に、本書で取り上げられた事例では最もわかりやすい初期症状の震えがなく(急激な体力消耗のためと考察されている)、そうなると低体温症により判断力が低下していても本人が自覚することは難しい。そして様子がおかしいことが傍目にもわかる頃には、深刻な状態になっている。 医師が筆を執っているため、症状や要因の解明もわかりやすく説得力があった。事故の責任のありかついても、様々な不確定要素があるなかでの判断の難しさを繰り返し述べており、真摯に感じた。検証は重要だが、世の中の大抵のことは微妙なバランスと運で成り立っているものであり、後から粗を探すことは容易いことにも自覚的でありたい。 登山に限らず起こり得ることなので、学べてよかった。遭難し帰ることができなかった方々の冥福を祈ります。
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2009.7.13から4泊5日で登山ツアー会社が「大雪山系縦断コース」を企画し、15人の客と3人のガイドによる山行で8人が死亡した遭難事故を気象学、医学的観点と生存者の証言やツアー会社の在り方を検証する著書。死亡者の殆んどは低体温症によるもので、その原因は台風並の風雨が体温を奪っ...
2009.7.13から4泊5日で登山ツアー会社が「大雪山系縦断コース」を企画し、15人の客と3人のガイドによる山行で8人が死亡した遭難事故を気象学、医学的観点と生存者の証言やツアー会社の在り方を検証する著書。死亡者の殆んどは低体温症によるもので、その原因は台風並の風雨が体温を奪ったことにより、運動生理学的に内臓機能や血流の低下によるとされる。夏山でありながら低体温症に陥る、標高2000m北海道の山であるがためにその恐ろしさを感じる。更にはツアー登山の実態とその問題点も指摘される。ツアー会社とガイドの責任が取り沙汰されたそうだが、山を知らないガイド任せの自立しないツアー客の自己責任もあるように思う。実力にあったツアーの選択とその山行コースの下調べや準備の欠如もひとつの原因かと。しかし、自然相手で特に山は気象の変化が読みづらく変わりやすい。この遭難事件はそうした不運があったことも否めない。いろいろ感じることがあるが、自分も雨の中、雪の中を登った経験をしたが、頂上を極めたときの爽快感は素晴らしく、登山そのものも楽しいものだが、命を掛けてまでとは思ったことはない。近くの山でも出掛けたい。
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