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群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法
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群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

ピーターミラー【著】, 土方奈美【訳】

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群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2010/07/17
JAN 9784492532720

群れのルール

¥2,090

商品レビュー

4.1

33件のお客様レビュー

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2019/02/09

集団的模倣と集団思考の境、ただしいものが何かをわかっていないという状態にあるのが人間と群れとの違い。ただしいことをただしく捉えるには多様性を担保し、シンプルなルールでメンバー間で相互作用し、適度な「でたらめさ」を残すこと。

Posted by ブクログ

2018/10/12

群れる生き物の本能に人は学べるか? 「アリの自己組織化」「ミツバチの集合知」「シロアリの間接的協業」「ムクドリの適応的模倣」など、リーダーのいない、群れとしての生物が、いかに自然に適応して賢く生きているか。 そして、そこから、人間が学べる点、その具体例が述べられる。また、破滅的...

群れる生き物の本能に人は学べるか? 「アリの自己組織化」「ミツバチの集合知」「シロアリの間接的協業」「ムクドリの適応的模倣」など、リーダーのいない、群れとしての生物が、いかに自然に適応して賢く生きているか。 そして、そこから、人間が学べる点、その具体例が述べられる。また、破滅的な例として、増えすぎたバッタの暴走が挙げられている。もちろん、人間の暴走も。 具体的な行動に落とすには、当然ながら、この本の記述だけでは不足であるが、アイデアとして知っておくには充分である。 ただし、人は本能だけで生きている訳ではない(そのこと自体が人間の本能かもしれないし、アリたちが本能だけで生きているかどうかはわからないが)ので、物事がややこしくなるのだろう。 [more] (目次) 序 章 困ったときはプロに聞け 第1章 アリ:ボトムアップの「自己組織化」で難問を解く 第2章 ミツバチ:「みんなの意見」で賢い判断を下す 第3章 シロアリ:「間接的協業」で驚異の構造物を生み出す 第4章 鳥:「適応的模倣」で群れが一つの頭脳になる 第5章 バッタ:暴走した群れの悲劇 終 章 賢い群れから何を学ぶか

Posted by ブクログ

2017/01/31

内輪の幹事ほど不毛な仕事もない。 特に50人を超えてくると、店を探すのも一苦労。直前まで参加人数は変動するが、支払い金額は事前に確定しなければならず。余興担当は病欠するし、プレゼント担当は目的のものを買い逃す。当日は案内、アテンド、進行と食事する間も無く。終わった後も「料理が少な...

内輪の幹事ほど不毛な仕事もない。 特に50人を超えてくると、店を探すのも一苦労。直前まで参加人数は変動するが、支払い金額は事前に確定しなければならず。余興担当は病欠するし、プレゼント担当は目的のものを買い逃す。当日は案内、アテンド、進行と食事する間も無く。終わった後も「料理が少ない」だの「日本酒がない」だの「会場が遠い」だの「二次会を仕切れ」だのクレームと要望だけがごちゃまぜに届く。 そして週明けに欠席者に限界まで割り引いた金額を請求しに行っては「最近子供が〜で〜」と嫌な顔とどうでもいい言い訳だけ余分に渡される。 個別に見れば悪い人がいるわけではないとわかるのに、なぜ群れるとこうも扱いづらくなるのか。 本書にはそれを解き明かすヒントとなる群れのルールが載っているわけではない。 ナショナルグラフィックのエディターが書いているだけあってか、動物のルールの例示は良い。 フェロモンによって後ろに続く仲間の行動に影響を与えるアリ。 ダンスと協調により巣作りの場所を民主的に決めるミツバチ。 指揮者がいなくとも住環境の変化のみを頼りに巨大な塚を作り上げるシロアリ。 群れの動きを模倣することで個体以上の反応速度を示すムクドリ、イワシ、トナカイ。 逃げ回る臆病な個体の密集度が臨界に達することで群生相に変化し、攻撃的に周囲に襲いかかるようになるサバクバッタ。 どの生物のルールにも学ぶところがあるのは間違いないが、ナショナルグラフィックのエディターが書いているだけあってか、本書にて提示される活用例がどうにも貧弱。 多数決の弱点に一切触れられないまま、ただのタウンミーティングをハチのシステムと同一視してみたり。 災害時に発生した局所的なボランティアの危険性を検討しないまま、勝手に動くからシロアリのネットワークと同じだと誉めそやしてみたり。 挙げ句の果てにはネットワークという共通点だけから、ほとんど関係ない流行りのスモールワールドネットワーク論を持ちだしてきたりする。 正しくも体系的でない事実だけで構成されたマジメな本は、そこから学びを得るには地力が要求されるためか売り上げは伸び悩むが、間違った体系でまとめた本は、一見してバレにくく、なまじ売れることが多いからタチが悪い。 いやむしろ、このようなあからさまな本よりも、自分が気付けていないだけで、実はウソが紛れている本の方がタチが悪いのかもしれない。 本の内容というものは、常に読者が検証しえない内容が含まれている。どこまでを信じ納得し、どこからを疑い拒絶するのか。 読書とは既存の教養を試される行為であることを忘れてはならない。

Posted by ブクログ

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