商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/07/05 |
JAN | 9784309410272 |
- 書籍
- 文庫
NOVA(2)
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商品レビュー
3.5
35件のお客様レビュー
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「五色の舟」「バベルの牢獄」が特に好きだったけど、どちらも別のアンソロジーや短編集で既読だったため(ここが初出ではあるけど)、個人的には収穫少なめ。 「かくも無数の悲鳴」★★☆☆☆ - スターウォーズ的異星人たちが出てくる。 「レンズマンの子供」★★☆☆☆ - 謎のレンズを見つけて、次の朝目覚めたら左右反転してる世界にいて、なぜか目にコンタクトレンズがついてて、外したら元に戻った。なんそれ 「バベルの牢獄」★★★★★ - 叙述トリック系か。異星人に囚われ、抽象的な牢獄から脱出するためにこの状況を構造を把握しようとする。 - この短編全体で、左右ページ重ね合わせた時に同じ位置にずっと句点が打たれていてそこの穴から抜け出す、というトリック。 - 既読作だったが、前回は抽象度の高い設定に理解が追いつかず、スキップしていた。 「夕暮れにゆうくりなき声満ちて風」★☆☆☆☆ - 見開きで文字がぐねぐね書かれてたやつ。楽しみ方わからず。 「東京の日記」★★★☆☆ - 戒厳令が敷かれている日本を外国人が淡々と日記に記す、ディストピア風でありつつ、ただ淡々と。 「てのひら宇宙譚」★☆☆☆☆ - ショートショート的なもの。 - おもろくはないか 「衝突」★★★☆☆ - 「衝突」による人類滅亡のタイムリミットが近づくにつれ、荒れていく人類の行動を章ごとに別のシーンで描いていく。 - 軌道エレベーターで限られた人数だけが火星へ移住する設定とか、人間と見分けのつかない感情を持つアンドロイドとか。 「クリュセの魚」★★★★☆ - 東浩紀著、火星SFロマンス。正体不明の少女、麻理沙とぼく。麻理沙はテロリストだった。 「マトリカレント」★☆☆☆☆ - 海テーマの神話っぽい話だが、よくわからないからスキップ - テオドラ:わたし。皇宮の女官。 - アレクシオス:青年。 「五色の舟」★★★★★ - 再読。 - 見世物で生計を立てる異形の一家と、未来が見え別世界へ人を運ぶことができるくだんの物語。えぐみと家族愛。 「聖痕」★★★★☆ - かつて両親を殺した少年Aのその後。更正後も少年Aを神が降臨したと崇める人々がネット上で集まる。 「行列」★☆☆☆☆ - よくわからん。おもろくないのでスキップ
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神林長平「かくも無数の悲鳴」 小路幸也「レンズマンの子供」 法月綸太郎「バベルの牢獄」 倉田タカシ「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」 恩田陸「東京の日記」 田辺青蛙「てのひら宇宙譚」 曽根圭介「衝突」 東浩紀「クリュセの魚」 新城カズマ「マトリカレント」 津原泰水「五色の舟」 宮部...
神林長平「かくも無数の悲鳴」 小路幸也「レンズマンの子供」 法月綸太郎「バベルの牢獄」 倉田タカシ「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」 恩田陸「東京の日記」 田辺青蛙「てのひら宇宙譚」 曽根圭介「衝突」 東浩紀「クリュセの魚」 新城カズマ「マトリカレント」 津原泰水「五色の舟」 宮部みゆき「聖痕」 西崎憲「行列(プロセッション)」 神林と法月の作品が良かった。
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SFでないのも少しあるかな。 だけれども解せないのはあっても不満はないかも。 いい作品だったのは 「クリュセの魚」という作品。 いわゆるボーイミーツ物でもあるし 裏のある作品でもあるんだよね。 無茶苦茶最後が切ないです。 運命としか言えないのかもね… 同じく終盤に出てくる「聖痕」も 考えさせられるもの。 人の弱さというものを 抉り出すのです、社会問題とともにね。 SF度数は低いけど確かにSF作品です。 すごい作品集だ、まったく。
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