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ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2010/05/25 |
JAN | 9784150503666 |
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ねじとねじ回し
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ねじとねじ回し
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商品レビュー
3.3
27件のお客様レビュー
著者のリプチンスキさんは奥さんのことが大好きみたいです。わたしといっしょ。 表紙を見るとサブタイトルに「この千年で最高の発明」とあります。そしてタイトルが「ねじとねじ回し」、だから、ねじとねじ回しが最高の工具なんですよね。 それについては特に異論はありません。しかし、どの...
著者のリプチンスキさんは奥さんのことが大好きみたいです。わたしといっしょ。 表紙を見るとサブタイトルに「この千年で最高の発明」とあります。そしてタイトルが「ねじとねじ回し」、だから、ねじとねじ回しが最高の工具なんですよね。 それについては特に異論はありません。しかし、どのようにして「最高」に選ばれたのか、とても興味がありました。 誰がどんな判断基準で?ほかにどんな候補があったんだろう?とか、思ったんです。 この本が書かれるきっかけは、ニューヨーク・タイムズ紙からのエッセイ執筆依頼、内容は「最高の道具(工具)」にしてくれと。例のミレニアムのために特集したかったみたいです。 どうやって決まるのかなと読んでると、え?!なんだよ~このグダグダの決め方はと思ってしまいました。 でも、わが身を振り返っても同じか・・・しょせん「夫」とはそういうものだよね。わかりました、ねじとねじ回しでいいですよ〜。 裏表紙とかに書いてある内容紹介だと、さもミレニアムに選ばれて当然みたいに書いてあるけど、ちょっと違うんじゃない。 リプチンスキさん、途中からやる気出したみたいだからいいけど。 ということで、この本は工具史とか技術史とかの、歴史本です。リプチンスキさんが歴史をどうたどったらよいかを見せてくれます。そこがおもしろいです。 第一にみるべきは、オックスフォード英語辞典みたいです。そこから文献をたどるようです。どの項目を見るかがポイントみたいですね。 それからフランスの百科全書、博物館ににも行く。図版や絵画にチョッコと描かれている道具や機械に注目するのも大切みたいです。ねじが使われていること多いから当然ですね。 特におもしろいのは、旋盤とねじの精密さを追い求める物語でした。 フランスの蒸気機関のパイオニア、E・M・バタイユさんの言葉に感動しました。 引用;P130 「発明とは、科学者の詩作ではないだろうか。あらゆる偉大な発見には詩的な思考の痕跡が認められる。詩人でなければ、なにかを作り出すことなどできないからだ」 さすがフランスのかたです。 そして物語のシメは、紀元前ギリシア、シチリア島の「ユーレカ!」でおなじみのあの人です。映画でインディー・ジョーンズ博士とも共演してました。 その物語を読むと、もしも古代ギリシアの科学技術が滅びることなく発展していたら、としばし夢想してしまいます。
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古本市で偶然見つけた。 ねじとねじ回しは、日頃顧みられることがない。 しかし、様々な機械に利用されていて、生活するには欠かせない。 そんなねじとねじ回しが本のテーマになったのは、ニューヨーク・タイムズが21世紀を前にして、日曜版でミレニアム特集をするから何...
古本市で偶然見つけた。 ねじとねじ回しは、日頃顧みられることがない。 しかし、様々な機械に利用されていて、生活するには欠かせない。 そんなねじとねじ回しが本のテーマになったのは、ニューヨーク・タイムズが21世紀を前にして、日曜版でミレニアム特集をするから何か記事を書いてくれないかと著者に依頼したことがキッカケだった。 著者は建築・住宅から技術文化一般を扱った本を多数出版している。 いろいろ考えた結果、奥さんに相談して「いつも家においてある道具があるわ。ねじ回しよ」と言われた。 著者はそこからねじ回しさらに文献をあたっていくにつれて興味を持ったねじについて追い求める旅に出た。 日ごろ気にも留めなかったので、興味深く読めた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
百科事典の文献から歴史資料館へ訪れてみてなどの著者自身が探る過程を踏みつつねじの歴史を追っていく。 工学の歴史の本を読むのが初めてだったので非常に新鮮だった。序盤は退屈だったがロバートネンネジや標準ねじの作成の話など興味ぶかかった。 日本はネジを発明できなかったためドアがなく襖文化だったらしい。wikipediaのねじの項目に書いてあった。
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