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贋金つくり(下) 岩波文庫
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贋金つくり(下) 岩波文庫

アンドレ・ジッド(著者), 川口篤(著者)

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贋金つくり(下) 岩波文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1999/12/18
JAN 9784003255872

贋金つくり(下)

¥726

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2024/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

P133『人生では、何一つ解決しないわ。みんな続きなの。いつまでも不安定な状態から抜け出せず、最後まで、どうしたらよいか解らずじまい。その間も、まるで何事ももなかったように、人生は続いていくんだわ』といったポーリーヌの言葉が実感できる本だった。上巻で気になっていたボリスは気の毒だった。友人を亡くし、同級生に期待し裏切られる。子供社会はとても残酷。でも人生は続いていく。誰も立ち止まれない現実の中で、贋金つくりだけがある一時期を閉じ込めているかのよう。引用されている本の知識があれば…もっと楽しめたのに。

Posted by ブクログ

2019/06/09

岩波文庫版で読んだのだが、章ごとのあらすじのようなものが目次的に書かれてあり、それを眺めていると、最終章に何が起きるのかは事前に知らされてしまう。 その最終章の事件の発生が、さながら水が低きに集まる如く、小事が大事を呼ぶように流れを成した遠因が、コラージュ的に散らされた形式の小...

岩波文庫版で読んだのだが、章ごとのあらすじのようなものが目次的に書かれてあり、それを眺めていると、最終章に何が起きるのかは事前に知らされてしまう。 その最終章の事件の発生が、さながら水が低きに集まる如く、小事が大事を呼ぶように流れを成した遠因が、コラージュ的に散らされた形式の小説。 日記や作中作、手紙、語る主体の変化など、現代小説の業、ある種の罪過はここから生まれたとも言える。

Posted by ブクログ

2013/01/05

いわゆるメタ小説で、視点がコロコロ変わりますし、贋金つくりはなかなか登場しません(笑)ジイドの作品では狭き門と並んで最高傑作と思います。

Posted by ブクログ

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