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家日和 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2010/05/19 |
| JAN | 9784087465525 |
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家日和
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家日和
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商品レビュー
3.9
449件のお客様レビュー
奥田さんはいい。こんな肩の凝らない話を読ませてくれる。その上脳内倉庫には、ハードボイルドやミステリも詰まっていて、そこここには、こんな優しい暖かい話も散らばっているのだろう。 続けて奥田さん。これもほのぼのしながらもクスッとくる。休日に読むことにして大正解だった。 読みやすいの...
奥田さんはいい。こんな肩の凝らない話を読ませてくれる。その上脳内倉庫には、ハードボイルドやミステリも詰まっていて、そこここには、こんな優しい暖かい話も散らばっているのだろう。 続けて奥田さん。これもほのぼのしながらもクスッとくる。休日に読むことにして大正解だった。 読みやすいのに何か感動的、思い当たるような身近な話題がいい。 「サニーデイ」 42歳の主婦の話。子供も手が離れ、自分の時間を持てるようになった。 不用品の始末でもしょう。古物商では只だと言われ、言い値で引き取ってくるところなどない。そこでネットオークションに気がついた。 IDが「サニーデイ」出品した品が売れた。その上買った人からは毎回丁寧なお礼状が来た。そこで家の不用品探しにも熱が入る、 入ったお金の使い道には困らない。臨時収入だしちょっと贅沢な食事、エステにも行った。嬉しくて活動的になった。社会に繋がる小窓でも開くと、主婦は生き生きしてくる。ところが次第に売るものがなくなった。夫の大事なあれを売ろう、こっそり出してみるとどんどん値が上がってその値打にびっくり。 外に向かって踏み出した足がぴたっと止まった。優しい夫は伊勢へ出張中「真珠のネックレスでも買って帰ろうか」などと電話で言う。あららな話。 「ここが清山」 突然会社が倒産、主夫になった。拘らない妻は「明日から働くことにした」という。 心も軽く身も軽い。家事は三日でなれた。料理の腕を上げて子供の弁当を工夫して作ってやる。周りでは「いたるところ青山ありさ」と慰めてくれるが、すこぶる居心地がいい。妻も機嫌よく働いている。 ひょっとしてここが青山かも、なんて思っている。 善意の人たちが心配してくれる。善意の形が沢山出てきて、それでほっこりする、でも幸せの形は我が家流もいいかなと思う。 「家においでよ」 妻が別居して出て行った。あちらも住み心地がいいマンションらしいが、こちらは広々として気持ちまで晴れ晴れ。そこで今まで出来なかった好みのインテリアに代え、好きなオーディオ装置と妻の好みに合わなかったCD。 大型テレビもそろえた。拘ってカーペットを探し回ったお陰で、インテリアもバッチリ。楽しくなった。友人を呼んで音楽を聴きながら飲み会。 部屋を気に入った友人が入り浸るようになった。友人の妻は浮気を疑っていたが、行き先を知ってびっくり。 妻が点検に来た。「遊びにきてもいい?」と言った。 こだわりのインテリアと望みのスタイルで暮らせるようになる開放感に妻は納得。 夫婦生活もたまには窮屈だ。こういう夢は誰にでもあるし、こうなるまでのこだわりがじつに面白楽しい。 「グレープモンスター」 専業主婦って、たまに男性が来ると、勝手に妄想が沸いて。そのうち夢を見るようになるし。楽しんでいる分困ったものだ。男性が消えたら夢も消えた。 なるほど。この話ホントおかしかった。 「夫とカーテン」 妻はフリーのイラストレーター。夫がカーテン屋を始めるといった、品川駅前がいい、ベイエリアに高層マンションがどんどん建ち始めている、 不動屋さんと提携してカーテンを入れさせてもらう、きっと売れて困るよ、この考えどう? マンションを買う予定でためていたお金を資金に出した。 夫は人好きがするキャラで物怖じしない、会社では営業成績もよかった。最初の売り込みで、のっけから失敗。でも彼はめげない。 変なことに気がついた、夫がうまくいかないと、作品が誉められ依頼が増える、うまくいくと失敗する。何度も経験するとこれはおかしな現象だと思い出した。 彼が成功する予感がしてコンペに落ちた。世知は妻が優れている。それを生かしてなんとか助けることにするか。 ついに二人三脚、微笑ましい、しっかり妻に夢見る亭主と言うのかな。ありそう。 「妻と玄米御飯」 妻がロハスにはまった。ご飯は玄米、オーガニックが大切という。ところが玄米ご飯はおいしくない。家族にも不評。 ロハス仲間が夫婦で来て、効果をアピールした。夫の方も引き締まったボディ。小顔で若々しい。 小説家の方は自分と比べてそれも気に入らない。葛藤の末、本心をぶちまけて書いた、締め切り前だし。 ところが部屋が片付いていた。妻に読まれたのだ。進退窮まって、彼は。
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割と昔の作品なのに古さを感じない面白さ。 どの話も温かく、特に「ここが青山」の夫婦がとても素敵だと思った。「妻と玄米ご飯」は、完全に奥田先生の体験談なんじゃないかって程リアルだし、毒を吐く主人公が面白かった。絶対にご自身をモデルにしてると思う笑
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引き込ませる文章で、それぞれの話が実際に存在するかのような内容。 特に最後の妻と玄米ご飯は自分の話なのでは?と思わせるほどリアリティが伝わってきた。 ここが青山と、家においでよ、の2作が心に響くストーリだった。 ここが青山は、突然会社が倒産し、主夫となった主人公が、どんどん家事...
引き込ませる文章で、それぞれの話が実際に存在するかのような内容。 特に最後の妻と玄米ご飯は自分の話なのでは?と思わせるほどリアリティが伝わってきた。 ここが青山と、家においでよ、の2作が心に響くストーリだった。 ここが青山は、突然会社が倒産し、主夫となった主人公が、どんどん家事の楽しみを見つけのめり込み、幼子の弁当作りも楽しくなっていく。一方で妻はこれを期に仕事を始め、主人のサラリーマン時代の大変さや面白さを経験していく。 お互い信頼しあって話が進んでいくので、読了後は心温まる気持ちになれる。 家においでよは、中年サラリーマンが妻と別居したことをきっかけに、家を大胆に模様替えし、自分好みに家具などを買い揃え、秘密基地のような部屋にしていく。同僚もそんな家の居心地良さから高頻度で酒盛りをし盛り上がる。 最後のシーンで、別居中の妻と電話で話した箇所は心にしみる内容で、ふと口元が緩むのを感じた。
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