商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2010/04/08 |
| JAN | 9784344414495 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
3.4
91件のお客様レビュー
こういうスポーツ小説は大好きなので期待して読んだが、期待を裏切らない面白さ。 長距離選手としての才能をもつ碧季だが、彼が初めての挫折を味わうシーンから始まる。複雑な家庭環境のために陸上部を退部し、母と妹を守る使命を強く感じ、気を張り詰めて過ごす姿が痛々しい。 アスリートとしてのス...
こういうスポーツ小説は大好きなので期待して読んだが、期待を裏切らない面白さ。 長距離選手としての才能をもつ碧季だが、彼が初めての挫折を味わうシーンから始まる。複雑な家庭環境のために陸上部を退部し、母と妹を守る使命を強く感じ、気を張り詰めて過ごす姿が痛々しい。 アスリートとしてのストイックさや走ることの爽快感、思うように走れないことの重さや焦りがよく伝わる。とても面白かったし、切なかったし、父親に引き取られそうになった杏樹が、母を求めて泣き叫ぶ姿で終わる終わり方も良かった。 全体的に文章が美しいと感じた。他の作品も読みたい。
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話の内容は悪くないと思ったんだけど… 昔はあさのさんの豊富な情景描写が素敵と思ってたけど、最近は少し過剰かも…と思えてきた。 あと、読みにくい漢字を多用するのも、なぜか鼻につくようになってしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルで爽やかなスポーツ青春モノかと思いましたが、作者があさのあつこさんだもの、重苦しいものがありましたね…。 陸上部で将来を期待されていた碧李(あおい)はレースに負けたことで走ることへの恐怖を感じます。 家庭環境が複雑で、妹の杏樹のために部活をやめた碧李。 彼がいい子で胸が痛くなりました。 碧李の母千賀子は夫の不倫により離婚して子どもを引き取りましたが、杏樹は事故で亡くなった夫の弟夫婦の子なのです。 まだ別れた夫を愛している千賀子は杏樹に夫の面影をみて、複雑な思いを抱えています。今までかわいがっていたけれど今は見るのがつらいのです。 でもそれを杏樹にぶつけてしまうのは、杏樹も碧李もかわいそうだし、そんなに辛いのなら別れた夫に杏樹を引き取ってもらえばいいのに、と思いながら読んでいました。(終盤ではどうしようもなくなってそういう話になるのですが…) 陸上部にも家庭にも逃げ場がない碧李ですが、部活の顧問の先生や先輩マネージャー(彼女もある意味毒親に悩まされています)等、彼を心配して支えてくれる人がいます。 もう一度陸上と向き合う決心をした碧李は部に戻りますが、勿論皆が快く迎えてくれるわけではありません。 それでも走れることが嬉しい碧李は天性のランナーなのだと思いました。 続編もあるようなので続きを楽しみに読みたいと思います。
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