商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 求龍堂 |
発売年月日 | 2010/03/31 |
JAN | 9784763010124 |
- 書籍
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長谷川りん二郎画文集 静かな奇譚
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長谷川りん二郎画文集 静かな奇譚
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
いやあ、なんとも。この猫が。 ヒゲが片方にしかないのは、必ず見ながら描くこの方、これを描くのに何年?もかかり、その間にこの猫が死んでしまって、描けずに終わってしまったから、らしい。 愛された猫。 この長谷川さん、探偵小説もお書きになるんですね、読んでみたくなりました。
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長谷川潾二郎--明治37年、函館生まれの画家。遅筆・寡作で、画壇ともあまり関わらず、存命中から物故者と誤解されたこともある。兄は『丹下左膳』の林不忘であり、他の兄弟も文芸に才があったそうだ。潾二郎自身も地味井平造の名で小説を書き、江戸川乱歩に認められていたそうである。 実物を見...
長谷川潾二郎--明治37年、函館生まれの画家。遅筆・寡作で、画壇ともあまり関わらず、存命中から物故者と誤解されたこともある。兄は『丹下左膳』の林不忘であり、他の兄弟も文芸に才があったそうだ。潾二郎自身も地味井平造の名で小説を書き、江戸川乱歩に認められていたそうである。 実物を見ないと描けない人だったそうだ。表紙の猫の絵は片方ヒゲがない。猫が同じポーズを取るのを待っているうちに、猫が死んでしまったらしい。 静謐な風景画は、夕暮れのかくれんぼを思い出させる。隠れているうち、みんな帰ってしまって1人になったときの不安。懐かしくどこかシュールな。 静物画の陶磁器やガラスに映り込む、窓の影が美しい。 個人的には『木と鳥』の絵が一番好き。次が『窓とかまきり』。 絵に加えて、エッセイも収録されている。写生の際の通行人との会話など、何気ない一コマのスケッチが独特の味わいを醸し出している。 今年、大規模な回顧展が巡回で開かれているが、本書はその公式図録ともなっているそうである。 『静かな奇譚』というタイトルがいい。 *この人の絵を見てみようと思った直接のきっかけはテレビの『日曜美術館』だけれど、そのまたきっかけは新聞の書評で、でもその書評に目が行ったのは、そもそもたなぞうで見かけたから。というわけでThanks to Tanazouです。 *中学時代の友人には久生十蘭がいたという。 *地味井平造っていうのは、江戸川乱歩みたいに、「ジミー・何とか(何だろ?)」のもじりなのかな・・・?
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平塚市美術館で購入。 洲之内徹の「きまぐれ美術館」で引用されていたタローの履歴書が全文読めた。 このような画文集を出す出版社、編集者に感謝。
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