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感情と法 現代アメリカ社会の政治的リベラリズム
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感情と法 現代アメリカ社会の政治的リベラリズム

マーサヌスバウム【著】, 河野哲也【監訳】

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感情と法 現代アメリカ社会の政治的リベラリズム

5,280

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶應義塾大学出版会
発売年月日 2010/03/20
JAN 9784766417197

感情と法

¥5,280

商品レビュー

4

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2025/09/20

マーサ・ヌスバウムさん。貧困の指標としてケイパビリティ・アプローチを提唱した人であると後から知り、そういえば試験前に覚えたと思い出した。 感情なき法は存在しないが、嫌悪感を法的指標に用いるのは誤っている。 ある行為を法的規制の対象とするかどうかの基準とはすべきでないし、とりわけ...

マーサ・ヌスバウムさん。貧困の指標としてケイパビリティ・アプローチを提唱した人であると後から知り、そういえば試験前に覚えたと思い出した。 感情なき法は存在しないが、嫌悪感を法的指標に用いるのは誤っている。 ある行為を法的規制の対象とするかどうかの基準とはすべきでないし、とりわけ政治的な従属、弱い集団や人物の周縁化を行う際には危険な社会的感情になる。 嫌悪感は社会的に構成され、利用されてきた。これを、排泄物、女性、ユダヤ人、同性愛。死や脆弱性、衰退を表す兆候に対しての忌避感を利用した社会的操作の歴史を解き明かし、私たちが重んじている価値を嫌悪感が支えているように見える場合も、嫌悪感は綿密に分析されなければならないと警鐘を鳴らす。 後半は、恥辱感情について。 恥辱に基づく罰は問題が大きい、同性婚や、カラーギャングを例に出して、感情をあおるような形で法的規制の対象とするのは誤りであるという主張は、よくわかった。 その後は、貧困の話になっていった。なんで貧困の話が出てくるのかだんだんわからなくなってしまったが、ケイパビリティ・アプローチの提唱者ということを知ったらまあ納得はできた。

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2010/12/28

本書の主張は、無条件で賛成していいかわからないけど、反対もしづらい。嫌悪感や恥辱を根拠に法的規制の正当化をしてはならない、それをすることは人間の脆弱さを弱者にレッテル貼りすることで覆い隠すことに外ならない、というロジックは、なかなか読みごたえがあった。ただ、法哲学の著者らしく、具...

本書の主張は、無条件で賛成していいかわからないけど、反対もしづらい。嫌悪感や恥辱を根拠に法的規制の正当化をしてはならない、それをすることは人間の脆弱さを弱者にレッテル貼りすることで覆い隠すことに外ならない、というロジックは、なかなか読みごたえがあった。ただ、法哲学の著者らしく、具体的にどうすればいいの?という解答はほとんど示されていません。アメリカの法社会の実情はかいまみえるけど、日本との法文化の差異は看過して読めないと思います。

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2010/03/13

とてもおもしろい。本棚に置きっぱなしにしてないで、もっと早く読んでおくべきだった。80年代からの心理学での嫌悪感の研究と、ゴフマンあたりからのスティグマや恥の感覚の研究とか使って、米国の有名裁判をいろいろやる。差別(特にジェンダー/セクシュアリティまわり)とか裁判制度とか興味ある...

とてもおもしろい。本棚に置きっぱなしにしてないで、もっと早く読んでおくべきだった。80年代からの心理学での嫌悪感の研究と、ゴフマンあたりからのスティグマや恥の感覚の研究とか使って、米国の有名裁判をいろいろやる。差別(特にジェンダー/セクシュアリティまわり)とか裁判制度とか興味ある人は必読。 でも2年前に読んでもわかんなかったかもしれん。 ミルの功利主義的リベラリズムで行くってわけだが、はたしてこのミル解釈がどうかな。 翻訳はいい感じ。あとで勉強がてら細かいところチェックしたい。 それにしてもヌスバウム先生は正しすぎて、私みたいな人間はときどき反感を感じちゃうんよね。

Posted by ブクログ