商品詳細
内容紹介 | 『デューク』や『スイートリトルライズ』で知られる著者の傑作長編小説。45歳の翻訳家・柊子と15歳の美しい少女・美海。そして大胆で不穏な夫。彼は天性の魅力で、妻以外のガールフレンドたちや、無防備で大人びた美海の心を誘惑する。柊子は彼を所有するためにそのすべてを受け容れる…。知性と官能が絡み合い、恋愛の隙間からこぼれ出す愉悦ともどかしさを描く。 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/02/26 |
JAN | 9784101339269 |
- 書籍
- 文庫
がらくた
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がらくた
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商品レビュー
3.4
239件のお客様レビュー
こわいけどやさしい話。幸福なときに読むと「こんなのおかしい!ありえない!」って感じるだろうし、完全に元気じゃないときに読むと「こういう関係性もありかもな」と思う。あとこの人の話はいつも女性の名前がすてき
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美しい文書を追うことが楽しく、でも、気持ちの置き場所が難しいなと思いながら読んでいた。 賛否分かれそうな4章も、ああ、やはり、そうなるか、と、するっと受け止める。 最後まで読んで、嶽本野ばらの解説を読んで、感情が整理されたような気持ちになった。 「恋愛小説としてカタルシスを与えてくれない」 「硬直した大人の世界に挑むフリーキーな少女の物語」 たぶん、10年後、20年後も、原さんと柊子は、あまり変わらず、そこに在るのだろう。ミミは、たぶんまるで違っている。今この時間にしか存在しない存在。視点。希少性。
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エクニカオリ〜!って感じ。江國香織にしか出せない雰囲気、言葉の選び方、独特な登場人物たち。その全部がすき。そうそう、これこれってなる。45歳の柊子と15歳の美海。ふたりの考え方の違いをまさかジャムで表現してくるなんて。恋愛について書かせたら、江國香織の右に出るものはいないんじゃな...
エクニカオリ〜!って感じ。江國香織にしか出せない雰囲気、言葉の選び方、独特な登場人物たち。その全部がすき。そうそう、これこれってなる。45歳の柊子と15歳の美海。ふたりの考え方の違いをまさかジャムで表現してくるなんて。恋愛について書かせたら、江國香織の右に出るものはいないんじゃないかという気がした。
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