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心でっかちな日本人 集団主義文化という幻想 ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2010/02/12 |
| JAN | 9784480426758 |
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心でっかちな日本人
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心でっかちな日本人
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
●科学博士の書評指数: 楽しみ度:★★★☆☆ 共感度 :★★★☆☆ 学び度 :★★★★★ 話題度 :★☆☆☆☆ お薦め度:★★★★☆ ●概要: 日本人が「集団主義的」とされる通念に疑問を投げかけ,行動の原因を個人の心に求める「心でっかち」な思考を批判しています.日本人は個人主義的傾向があり「集団主義的」のイメージは日本の社会環境への適応行動である事を社会心理学的視点から明らかにします.具体的に,「頻度依存行動」や「臨界質量」の視点から,集団主義的にみえる社会現象は心ではなく,目に見える行動パターンの連鎖として理解するべきとしています. ●感想: ①. 「頭でっかち」という言葉になぞらえて,なんでも「心」の問題に帰する「心でっかち」という概念をつくりだしている事に非常に社会心理学としての学術的な進歩があると感じました ②. 理系的な言葉である「臨界質量」や「頻度依存構造」という考え方を導入し,いじめと言った社会現象が「発生する環境」が「発生しない環境」に変化する,物理現象の相転移の発生とのアナロジー(類似性)で説明している点に大変興味をかき立てられました ③. この考え方に基づくと,「日本文化」という概念はまるで日本人という固有の心を持った人々が形成する固有社会現象と理解するだけではなく,日本人が生活する環境が日本人に影響を与え,さらに日本人同士が影響を与え合った複雑な相互作用の結果として現在の社会現象である「日本文化」が形成されているという考え方も重要だと感じました ④. この本が主張する考え方を知った上で,日常の社会現象を理解しようとする冷静な分析力があれば,自分の身の回りで起きる事柄への対応にも役立つように思いました ⑤.ただし,環境を1人の人間がどう変えていけば良いのかについての方法論まで踏み込めていないので,その辺りの研究の進展に期待します.多分,リーダーシップ論や組織論とかにつながるのではと思うのです
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日本人は集団主義文化で、西欧人は個人主義文化だと言われることがあるが、実際の調査ではこれに反する結果が得られる。日本人が集団主義的な行動をするのは、そのように行動するのが、有利な状況にあるからである。一定のサークル内でも互恵的な関係が長く続き、その外に出ると敵対的に扱われるという...
日本人は集団主義文化で、西欧人は個人主義文化だと言われることがあるが、実際の調査ではこれに反する結果が得られる。日本人が集団主義的な行動をするのは、そのように行動するのが、有利な状況にあるからである。一定のサークル内でも互恵的な関係が長く続き、その外に出ると敵対的に扱われるという社会の風潮が一旦出来上がると、社会の構成員は、その風潮を強化するように行動することが有利になる。人間には、そのような交換促進的な心理メカニズムと、他人の裏切りを検知する心理メカニズムの両方が備わっており、流動的な社会では、その双方が活発に働くが、集団的な社会では、サークル内では交換促進、サークル外では敵対的という判断になるため、裏切り検知装置が退化する。そのため、一層、サークル外では、無条件に敵対的行動を取るようになる。高度成長期までには、そのような日本の社会に適応した心理傾向が、エージェントコストの軽減に役立ったが、社会がグローバル化した現在では、サークル内とサークル外とで区別する心理傾向は、機会費用が大きくなりすぎて競争上不利になる。
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日本人は心の底から集団主義者なのか?予想外の結果が新鮮!「知らない者同士では日本人は協力し合わなくなる!」米国や諸外国と比べ、「旅の恥はかき捨て」、一匹狼行動が目立つことと集団主義は矛盾する。「囚人のジレンマ」など多くの実際の実験により、科学的に立証していく。そして「頻度依存行動...
日本人は心の底から集団主義者なのか?予想外の結果が新鮮!「知らない者同士では日本人は協力し合わなくなる!」米国や諸外国と比べ、「旅の恥はかき捨て」、一匹狼行動が目立つことと集団主義は矛盾する。「囚人のジレンマ」など多くの実際の実験により、科学的に立証していく。そして「頻度依存行動」というキーワードで読み解いていく。単に相互監視・規制の組織構造が日本人を集団主義に見せている!ショッキングな主張だが、こう説明されると日本人の道徳観の乏しさに思い至り納得せざるを得ない。非協力的な人は、「他の人は必ず非協力的行動をする」と考え、協力的な人は単なるお人よしではなく、「人はさまざまだ。協力的、非協力的ともありうる」と考えていることの実験結果は興味深い。日本人は前者が多いのだろうか?
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