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ココロコネクト ヒトランダム
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ココロコネクト ヒトランダム
¥660
在庫なし
商品レビュー
4.1
87件のお客様レビュー
預り物の体。 どう扱っていいか難しいよね。 下手なことはできないよ、本人の行動として見られちゃうのだから。 だけど自分自身も生きて行かなきゃならないから、しなくちゃいけないことはしなくちゃいけない。 生理現象も山ほどあるだろう。 本人と同じように動きたくてもできないこともたくさん...
預り物の体。 どう扱っていいか難しいよね。 下手なことはできないよ、本人の行動として見られちゃうのだから。 だけど自分自身も生きて行かなきゃならないから、しなくちゃいけないことはしなくちゃいけない。 生理現象も山ほどあるだろう。 本人と同じように動きたくてもできないこともたくさんあるだろう。 家族との関係とか考えただけでも怖い。 そりゃ不安で潰れそうにもなるよね。 相手のことを否応なしに深く知ることもなる。 知りたいことも、知りたくないことも。 誰だよこんな悪戯考えたやつは。
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5人の高校生が会話で繋ぐストーリーが好印象。うまいことキャラの心情がみえてきました。それぞれの抱えているものは時として自分で大きくしているだけなのかもしれませんね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アニメを見て小説を読見始めた。 「自己犠牲野郎」と罵倒される程の優しい主人公による優しい物語で、少し自分のココロも満たされるような作品だった。 永瀬伊織とは同じわけではないが、私自身も誰かを反面教師にして、他人から怒られない、嫌われない「わたし」を創り上げて生活をしていた。そうして生活していた分には問題はなかったが、環境が変わって反面教師にする存在がいなくなった時に、いつの間にか「わたし」、「アイデンティティ」が消失、あるいは亡失して、なにもできなくなっていた時期があり、自分にとっては他人事のようには思えなかった。 (「『わたし』の話」(pp.196-203)) 青木の「表面上は変わりにくい話」(p.148)は参考になったし、そして、病院での太一と伊織の「別れのシーン」(pp.292-296)はどうしても涙腺がゆるんでしまう。 非常に面白かった。そして、「ココロ」の整理も出来きました。
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