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ココロコネクト ヒトランダム の商品レビュー

4.1

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

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2020/12/31

預り物の体。 どう扱っていいか難しいよね。 下手なことはできないよ、本人の行動として見られちゃうのだから。 だけど自分自身も生きて行かなきゃならないから、しなくちゃいけないことはしなくちゃいけない。 生理現象も山ほどあるだろう。 本人と同じように動きたくてもできないこともたくさん...

預り物の体。 どう扱っていいか難しいよね。 下手なことはできないよ、本人の行動として見られちゃうのだから。 だけど自分自身も生きて行かなきゃならないから、しなくちゃいけないことはしなくちゃいけない。 生理現象も山ほどあるだろう。 本人と同じように動きたくてもできないこともたくさんあるだろう。 家族との関係とか考えただけでも怖い。 そりゃ不安で潰れそうにもなるよね。 相手のことを否応なしに深く知ることもなる。 知りたいことも、知りたくないことも。 誰だよこんな悪戯考えたやつは。

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2019/02/22

5人の高校生が会話で繋ぐストーリーが好印象。うまいことキャラの心情がみえてきました。それぞれの抱えているものは時として自分で大きくしているだけなのかもしれませんね。

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2019/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アニメを見て小説を読見始めた。 「自己犠牲野郎」と罵倒される程の優しい主人公による優しい物語で、少し自分のココロも満たされるような作品だった。 永瀬伊織とは同じわけではないが、私自身も誰かを反面教師にして、他人から怒られない、嫌われない「わたし」を創り上げて生活をしていた。そうして生活していた分には問題はなかったが、環境が変わって反面教師にする存在がいなくなった時に、いつの間にか「わたし」、「アイデンティティ」が消失、あるいは亡失して、なにもできなくなっていた時期があり、自分にとっては他人事のようには思えなかった。 (「『わたし』の話」(pp.196-203)) 青木の「表面上は変わりにくい話」(p.148)は参考になったし、そして、病院での太一と伊織の「別れのシーン」(pp.292-296)はどうしても涙腺がゆるんでしまう。 非常に面白かった。そして、「ココロ」の整理も出来きました。

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2019/01/08

『ロミオの災難』のようなホラー風味という二の味がなく 脚本にきっちり合わせてキャラクタが演技している感じ 読みやすく文章は悪くないけれどあまりに話主体すぎで ライトノベルとしてそうでないものとしても中途半端

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2018/02/13

文芸部に所属する5人の見に、恐ろしい事が起こった。 意識がランダムに入れ替わってしまうのだ。 固定? と思ったら、題名通りランダムでした。 それにより、全員…というか、女の子達の 隠していたトラウマやら悩みやらが露出。 これを、犠牲者男子が一人で解決していきます。 解決しよう、...

文芸部に所属する5人の見に、恐ろしい事が起こった。 意識がランダムに入れ替わってしまうのだ。 固定? と思ったら、題名通りランダムでした。 それにより、全員…というか、女の子達の 隠していたトラウマやら悩みやらが露出。 これを、犠牲者男子が一人で解決していきます。 解決しよう、と思ってしているわけではない最初と 解決してこい、と言われた次と…。 これはやられると、確かに惚れてしまいます。 殴りたいのは、入れ替えを設定してくれた存在、ですが 自分の手を一切汚してません。 体もそうですけど、お金の面も…。 人のお金、そんな風に使ってはいけないと思いますが この顧問のならいいか…と思ってしまう何かがw

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2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同じ部活に属する5人(男2、女3)の高校生の人格・魂がランダムに入れ替わり、それぞれが持つコンプレックス・精神的な疵が露わになっていく。そして、…。個人的には、アニメ視聴から入った口なので混乱は少なかったものの、でなければ、読みにくいのだろうなとの感じはする。また、続編の内容を知っていなければ、これでは解決にならないというのも判る。ただ、続編で、本書で解決したかに見える心の闇が拡大・深化していくのを知っていれば、本巻はほんの序章・キャラ紹介に過ぎないことも判る。そういう点では、いい導入編と言えようか。 ラノベの悪癖で、1巻では続編を想定せず、一定の結末を迎える必要があるのが、やや裏目に出たような気もするところ。ただ、心の疵・コンプレックスや悩みに正面から向かい、それを乗り越え成長していくのが、痛々しくもあり、羨ましくもある。ザ・青春小説と言えそうなシリーズ。

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2016/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とりとめのない感想です。 (アニメ全話見てから入りました。) ココロとカラダが入れ替わったらどんなことが起こるんだろうか。 男子が女子になったら、どうしても下ネタの方向にいく気がする。 そう思うと、女子は恐怖しかないと思う。 なので、稲葉の意見が一番、個人的には近いかなと。 (自分以外は信用できないというもの) 太一と青木は何もしないのが逆に感心する。 長瀬に関しては、自分自身が誰か分からないというような深いもの。 考えると誰でもそのような気もするし、それは例外のような気もする。 長瀬が橋から落ちてから太一の意識はどこに言ったのか。 急に病院での描写になっているが、その間がよくわからない。 「フウセンカズラ」とは何者か? 花言葉は、永遠にあなたとともに。 別名は「Heart pea(ハート ピー)」、または 「Heart seed(ハート シード)」。 ハート=ココロ?に関係する気が。。。

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2015/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数年前アニメで見た作品。 割と好きだったので、図書館で見かけて読んでみることに。 続きがあるのに、結構この巻からクライマックス的な感じ…というのは、アニメを見た時も思ったけれど。 アニメは途中までだったけど、今は小説完結してるから、読み進めていけば「ふうせんかずら」の謎とかもわかるんですかね。 見たのがアニメが先だったから、キャラの声が脳内でアニメの声になります。 特に稲葉んの沢城さんの声は、ハマリ役だったと思う。 結構シリアスだったり、イタイ部分もあるのですが、うまくコメディ要素も入ってて、全体的に重くなり過ぎずに読めるのが良いですね。 続きも読んでいきたいです。

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2014/12/08

だいぶ前に購入していましたが、アニメをみて満足していました。本棚の整理をしたら出てきたのでいまさらになって読み終わりました。 自分にとってはすごく深い悩みなのに、いざふたを開けてみればそんなにたいしたことでもないと気づかされる、主人公の「自己犠牲野郎」っぷりがかっこいいと思える作...

だいぶ前に購入していましたが、アニメをみて満足していました。本棚の整理をしたら出てきたのでいまさらになって読み終わりました。 自分にとってはすごく深い悩みなのに、いざふたを開けてみればそんなにたいしたことでもないと気づかされる、主人公の「自己犠牲野郎」っぷりがかっこいいと思える作品でした。1巻完結型ですが主人公取り巻く文研部のみんなが、次はどんな奇妙な現象に巻き込まれるのか楽しみになる1巻だったです。 もちろん私は稲葉ん推しです!!笑

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2014/11/25

シリーズ第1弾。 私立山星高校の文化研究部のメンバーである、八重樫太一(やえがし・たいち)、稲葉姫子(いなば・ひめこ)、永瀬伊織(ながせ・いおり)、青木義文(あおき・よしふみ)、桐山唯(きりやま・ゆい)の身に、魂の入れ替わりという奇妙な出来事が起こります。そんな彼らの前に、文研...

シリーズ第1弾。 私立山星高校の文化研究部のメンバーである、八重樫太一(やえがし・たいち)、稲葉姫子(いなば・ひめこ)、永瀬伊織(ながせ・いおり)、青木義文(あおき・よしふみ)、桐山唯(きりやま・ゆい)の身に、魂の入れ替わりという奇妙な出来事が起こります。そんな彼らの前に、文研部の顧問を務める後藤龍善(ごとう・りゅうぜん)の身体に入り込んだ「ふうせんかずら」と名乗る正体不明の生き物がやってきて、彼らの観察をおこなうことを宣言します。 太一たちは、周囲の人びとに怪しまれることのないよう、注意を払いながら魂の入れ替わりに対処しますが、そんな中、一つの事件が起こります。唯の身体に入り込んだ青木が、じつは唯が男性恐怖症だったことを知ってしまい、そのことを知られた唯が心を閉ざしてしまうことになったのです。けっきょく太一が、唯と魂の入れ替わりが起こったのを機に、男性の弱点を唯に教えたことで、唯の心のこわばりが解かれることになります。 しかしその後、伊織により深刻な事態が訪れます。つねに周囲を窺い、そのつどのキャラクターを作り上げてきた彼女は、魂の入れ替わりが頻繁に起こる中で、自分自身の輪郭が溶けてしまうような不安に襲われるようになったのです。さらに、身体が入れ替わっているときに何をされるか分からないという不安を拭い去ることのできない姫子は、そんな自分自身の心の醜さに絶望します。 魂の入れ替わりという、マンガやアニメではおなじみの展開を使って、登場人物たちの心の奥底にあるドラマを構築しているところがおもしろいと感じられるかどうかによって、評価が変わってくるのではないでしょうか。正直なところ、それなりに深刻な心理劇と、マンガ的なギミックの落差に、若干の違和感を覚えてしまいました。

Posted byブクログ