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跳躍者の時空 奇想コレクション
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/01/30 |
JAN | 9784309622057 |
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跳躍者の時空
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跳躍者の時空
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フリッツ・ライバーは好きな作家である。 そう思い込んでいたのに読んでいたのはファファード&グレイマウザーシリーズだけで、それを自覚して数年前に『妻という名の魔女たち』を読んだ。琴線に触れるものはあったがジャストミートとはいかず、もう一冊なにかを求めて本書へ至る。 本書は読者の教養が試される。めぐりあわせの妙で先日読んだばかりの『ハムレット』についてはかろうじてその試練に耐えたが、「バイロンふうの虚無感」やら「ゴシック的な孤独感」とか言われてもまったくピンとこない。 文学がそれ以前の文学を引き、それを解することこそ教養とされる向きがなきにしもあらずな風潮があるように思う。いわゆる文学について思うことの出来た昨今、オタクのマウントとなにが違うねんと思わなくもない。 表題作『跳躍者の時空』はガミッシュという名前の猫が主人公である。いっとき『テイルチェイサーの歌』を思い出させたが、どこかランクマーの汚穢を感じさせる文章に、勘違いだったと理解した。 ラブクラフトとはその死の直前四ヶ月ほど文通し、作品のレビューとはげましをもらったことに感謝の念を抱き続けたという。ニンゴブルやシールバに感じたラブクラフト臭は気のせいではなかったようだ。
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前半の天才猫ガミッチシリーズは楽しく読めた。後半の短編はこの河出シリーズの真ん中を行くというのか、要するに自分には理解が難しかった。作者はシカゴ生まれでアメリカでは移民が一番多い土地らしい。うーん、でも、郊外の鬱々した感じと閉鎖された家の中だけで世界を作ってる感じとか、から回って...
前半の天才猫ガミッチシリーズは楽しく読めた。後半の短編はこの河出シリーズの真ん中を行くというのか、要するに自分には理解が難しかった。作者はシカゴ生まれでアメリカでは移民が一番多い土地らしい。うーん、でも、郊外の鬱々した感じと閉鎖された家の中だけで世界を作ってる感じとか、から回ってる明るさとか、惹かれる書き手なんだよなあ。思春期の自分の子供に対して発した自分のから回った発言を思い知らされるような。理解したいのに、ちっとも向こうにはその気が起こらないという。
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書店で見かけ、なんとなく購入。 奇想コレクションシリーズ、前から気になってるんだけど、 書店で置いてあるのをあまり見かけない…。
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