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エスケイプ/アブセント 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | 闘争と潜伏に明け暮れ、20年の月日を棒に振った「おれ」も今や40歳。まだ人生はたっぷり残っている。導かれるように向った京都で、おれは怪しい神父のバンジャマンと出会い、教会に居候をはじめた。「あいつ」の不在を探しながら、必死に生きてみる。信じられるものは何もない。あるのは小さな自由だけ。共に響きあう2編を収録した傑作。芥川賞受賞の『沖で待つ』もご一緒にどうぞ。 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/12/24 |
JAN | 9784101304526 |
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エスケイプ/アブセント
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商品レビュー
3.5
35件のお客様レビュー
これもよかったな~。京都へ少しの間逃亡する、元・活動家の男の語り。どうしてこんなにどこの方言も自然なんだろう? 祈りの描写が良かった。手紙みたいな、もっと言えばメールみたいな。
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なんかいいんだよな、絲山秋子。サクッと読める短くて軽快すぎる文章なのに、気づかないうちにえぐられている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
軽妙な文体で読みやすい。この世代の人はこういう時代を生きて、みたいな世代感が全然分からないためになんとなくぼんやりと霧の中を行くように読み進めていたんだけど、何にも信じられないから神様だけは信じられる、毎日謝ってるっていうバンジャマンの話はすごくわかるなあと思ってしまった。 江崎は大人は生でぬるついて気持ち悪いっていうけど、私は子供の方が生で怖い。神様は人の罪なんて聞かずに応援しろ、祈れって言うけど、ただ聞いてくれるのってむしろすごい応援だと思う。なんか根本が違うんだろうな。江崎はちゃんと人が好きな人というか、結局のところそうだからセクトみたいな活動だってできるんだろう。そう考えると「愛がない」バンジャマンとは正反対の人なんだろう。
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