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エスケイプ/アブセント 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 闘争と潜伏に明け暮れ、20年の月日を棒に振った「おれ」も今や40歳。まだ人生はたっぷり残っている。導かれるように向った京都で、おれは怪しい神父のバンジャマンと出会い、教会に居候をはじめた。「あいつ」の不在を探しながら、必死に生きてみる。信じられるものは何もない。あるのは小さな自由だけ。共に響きあう2編を収録した傑作。芥川賞受賞の『沖で待つ』もご一緒にどうぞ。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2009/12/24 |
| JAN | 9784101304526 |
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エスケイプ/アブセント
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商品レビュー
3.6
35件のお客様レビュー
独特な視点から描かれる逃避の物語は、元活動家の男が京都での短い滞在を通じて、自己を見つめ直す旅のようなものです。軽快でありながら、深い感情が滲む文章は、気づかぬうちに心に刺さるものがあります。特に、方言の自然な使い方や祈りの描写は、読者を物語の中に引き込み、共感を呼び起こします。主人公のふわふわとした生き方は、諦めや寂しさを感じさせる一方で、それでも日常を淡々と生きる姿が印象的です。全体を通して、軽やかさと深い孤独感が共存し、読後に余韻を残す作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
2006年に40歳で左翼運動のセクトを辞めた男の、再出発までの束の間の休暇の日々…と書くと重々しかったり深刻ぶった話かと思うけど、解説の高橋源一郎が言う通り軽い軽い。 しかも嫌な軽さじゃない。 ピカソとかめちゃくちゃ絵が上手い芸術家が描くデッサンみたいな、肩の力を抜いて心地良い気...
2006年に40歳で左翼運動のセクトを辞めた男の、再出発までの束の間の休暇の日々…と書くと重々しかったり深刻ぶった話かと思うけど、解説の高橋源一郎が言う通り軽い軽い。 しかも嫌な軽さじゃない。 ピカソとかめちゃくちゃ絵が上手い芸術家が描くデッサンみたいな、肩の力を抜いて心地良い気分になれるような語り口。 今まで自分が身を置いていた思想集団も、出会った宗教も、神様も、怪しい神父も、いろんなものを断罪することなく、足取り軽く次の人生のステージに行こうとしている主人公の様子が爽やかでいいなと思った。
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これもよかったな~。京都へ少しの間逃亡する、元・活動家の男の語り。どうしてこんなにどこの方言も自然なんだろう? 祈りの描写が良かった。手紙みたいな、もっと言えばメールみたいな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
軽妙な文体で読みやすい。この世代の人はこういう時代を生きて、みたいな世代感が全然分からないためになんとなくぼんやりと霧の中を行くように読み進めていたんだけど、何にも信じられないから神様だけは信じられる、毎日謝ってるっていうバンジャマンの話はすごくわかるなあと思ってしまった。 江崎は大人は生でぬるついて気持ち悪いっていうけど、私は子供の方が生で怖い。神様は人の罪なんて聞かずに応援しろ、祈れって言うけど、ただ聞いてくれるのってむしろすごい応援だと思う。なんか根本が違うんだろうな。江崎はちゃんと人が好きな人というか、結局のところそうだからセクトみたいな活動だってできるんだろう。そう考えると「愛がない」バンジャマンとは正反対の人なんだろう。
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