商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2009/12/25 |
JAN | 9784122052451 |
- 書籍
- 文庫
愚行の世界史(上)
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愚行の世界史(上)
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
一応"愚行"とは何であるかは冒頭で定義されるものの、それを数多な世界史から探して比較するのは冒頭50ページの一章のみ。 残りは筆者が語りたかったであろう3つの題材『プロテスタントの台頭を許したルネッサンスのカトリック教皇達の堕落』『アメリカの独立を阻止できなか...
一応"愚行"とは何であるかは冒頭で定義されるものの、それを数多な世界史から探して比較するのは冒頭50ページの一章のみ。 残りは筆者が語りたかったであろう3つの題材『プロテスタントの台頭を許したルネッサンスのカトリック教皇達の堕落』『アメリカの独立を阻止できなかったイギリス議会の虚栄』『ベトナム戦争』について、その詳細を述べるもの。 大きな価値が小さな利益のために捨てられ、可能であったはずの解決策を犠牲にして不可能な無理難題が追求される。 すべてが明らかになった後ではいくらでも非難できるが、当事者にとっては見たいものしか見えないのはいつの時代になっても変わらないことだろう。 歴史の読み物としては『何をやらせても間違った方向に突き進む』その愚行の詳細を楽しめるが、小説としては、時代背景の描写が薄かったり登場人物が多いわりにその詳細は語られないため、ちゃんと把握するには地力が必要。 学びの要素は薄めではあるが、成功体験しか語られないビジネス書よりは、役に立つかもしれない。
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おもしろそーな本だったが、訳が合わず。。 前提知識がそんなにないから、頭で補完することも叶わず。。 実際分かっていても愚策をとってしまう、という状況はありえるんじゃないかと思うようになってきて。組織はそれ自体が生き物のように、何か力が働いているような感覚があるんだよなあ。
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トロイアから始まり、教皇庁の腐敗とプロテスタントの勃興、英国による米国の独立に至る失政を例に、分かりきったことなのに失敗する愚行の歴史を振り返る。
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