商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/11/26 |
JAN | 9784163287300 |
- 書籍
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扉守
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扉守
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商品レビュー
3.8
58件のお客様レビュー
この土地には妙な力がある。(p.87)[内容]潮ノ道ではいろいろと不思議なことが起こる。他の本でも見かける持福寺の名物坊主、了斎さんはこの本では全作品に登場。[感想]あっさりとしたやさしさとふしぎさが心地よい作品集。どれかひとつを好きになる人なら他の作品も好きになれるでしょう。 ...
この土地には妙な力がある。(p.87)[内容]潮ノ道ではいろいろと不思議なことが起こる。他の本でも見かける持福寺の名物坊主、了斎さんはこの本では全作品に登場。[感想]あっさりとしたやさしさとふしぎさが心地よい作品集。どれかひとつを好きになる人なら他の作品も好きになれるでしょう。 ■簡単なメモ 【帰去来の井戸】由布は生まれてからの合計でも潮ノ道の外で過ごしたのは二十日間に達しないこの地の申し子のような大学生でアルバイトとして手伝っている叔母の七重の店の奥には帰去来の井戸と呼ばれる井戸があり潮ノ道を出ていく者がこの水を飲んでから行くと必ず一度は戻って来られるという言い伝えがあった。 【天の音、地の声】小学生の美咲が大好きなお姉ちゃん(お兄さん?)サクヤ(や同じ劇団天音のメンバーたち、聖、薙、樹、鈴)は「場」が語る声を聞き取ることができ幽霊屋敷と言われている「小幡屋敷」で公演する。 【扉守】高校生の雪乃は何かに見つけられ、不思議な店主がいる雑貨店「セルベル」を見つけた。 【桜絵師】絵師の行雲と了斎と高校生の早紀と絵の中の青年。《あの絵の中の人が私に譲ってくれたこの世界が、こんなにも大好きだって》p.150 【写想家】日々落ち込んでいる祥江を見て怪しい写真家? の菊川は「素敵に育ったわねえ」と言った。 【旅の編み人】了斎を大叔父(了斎の妻の梅香が祖母の妹)に持つ大学生の友香は編み物作家で方向音痴のアラクネさんの荷物からピンク色のコウモリが飛び立つのを見た。 【ピアニシモより小さな祈り】聴いたら「一生の宝物になる」演奏ができる旅するピアニスト神崎零とその専属調律師兼マネジャー兼マッサージ師の柊は、コンサートの事務仕事を一手に引き受けている静音の家にある何十年も音を出す気がないままのピアノに対峙する。
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瀬戸内潮ノ道の不思議な話。 帰去来の井戸:飲めば必ず戻って来る。戻れぬ場合迎え舟。印象深☆ 天の音:妖怪畳叩が解体工事妨害。 扉守:迷子が宿主人格を変える。 ピアニシモ:拗ねてるピアノ,切ない話。
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個人的にめっっっちゃ好き。アミの会の短編で、あれ?この話の舞台って…と気になって借りてみたら、まさにその通り。思い切り地元の言葉を使ってるので、まるでとなりでじいちゃんが本当にしゃべってるかのようにナチュラルに頭に入ってくる。そして圧巻だったのが、風景の描写だった。妖しく美しく、...
個人的にめっっっちゃ好き。アミの会の短編で、あれ?この話の舞台って…と気になって借りてみたら、まさにその通り。思い切り地元の言葉を使ってるので、まるでとなりでじいちゃんが本当にしゃべってるかのようにナチュラルに頭に入ってくる。そして圧巻だったのが、風景の描写だった。妖しく美しく、儚く悲しく強く、もう好き。
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