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ライプニッツを学ぶ人のために
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 世界思想社 |
発売年月日 | 2009/12/10 |
JAN | 9784790714446 |
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ライプニッツを学ぶ人のために
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驚きの出会い ライプニッツと論理学や数学の関係について知りたくなり読んだ。もちろん理解できるはずもなかったが、思わぬ副産物と巡り会った。 まず、ライプニッツと彼の美に対する考えについてだった。米山優さんという方が書いている。美学といえばバウムガルテンが作った学問なわけだが、も...
驚きの出会い ライプニッツと論理学や数学の関係について知りたくなり読んだ。もちろん理解できるはずもなかったが、思わぬ副産物と巡り会った。 まず、ライプニッツと彼の美に対する考えについてだった。米山優さんという方が書いている。美学といえばバウムガルテンが作った学問なわけだが、もちろん彼が美を学問化する以前にも美に対する考察はあった。その一つがライプニッツの考察である。自然の機械はその部分においても機械である。フラクタルのような構造も持つ。その上で著者はモナド的(monadologique)で多声的(polyphonique)な空間をベースとした場所の美学を提案する。これがなかなか興味深かった。西田幾多郎とライプニッツの関係も知れた。 次に、ライプニッツと古代中国の関係。これも興味深い。
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何故なにものも、 ないのでなくあるのであるか。 この問いには、存在や根拠、判断や美さえも絡んでくる。 私はこの問いに引きつけられ、今の今も考えている。 この生においての課題にも感じられる。 ただPascalが、どこかの博学楽天主義者である大天才より ましな意味合いを見出してい...
何故なにものも、 ないのでなくあるのであるか。 この問いには、存在や根拠、判断や美さえも絡んでくる。 私はこの問いに引きつけられ、今の今も考えている。 この生においての課題にも感じられる。 ただPascalが、どこかの博学楽天主義者である大天才より ましな意味合いを見出している。 もちろん、直接的にこの問いに向き合ったかどうかは知らないけれども、だ。 この世界を、秩序づけられておらず 範に基づいて構成されていない混沌とした世界であるとみた 我々人間。 {人間とやらは自己を人類の一員であると自覚しないと 非国民といったように排斥しようとするが、逆に「人類の為に」という標語を掲げて生きている人間を見ると苛立つ生き物でもある。 その中間項はあらずして、あるのはただ、対象に無関心であること、無関心であることさえ忘れてしまったかのような人間が存在するばかりである 結局、妥協は受け入れるべきなのだ。 人間はいつも理性的な存在であるわけにはいかないし、 ストア派の人間や修道士のような身を削って生き続けられるほど 多くの人間はその理由を与えられていないし、その理由を獲得しに行こうとするのは至極もっとな態度だ。 人間というのは、どこまで行ってもこの先どこまで行っても 生物であること、原子と分子でできた、それ相応の性質をもった 存在であるのだ。 これから導き出されるのは、,,,,。 なにがいいのでしょう?(笑) 有限さに支配された、鎖で四肢を縛られたもの、そうものなのだ。 どの言葉で語っても、その言葉を定義しないとしまりがないし 逆に定義すると、次の世紀では経験によって膨らんだその言葉が内包するであろう範囲が拡大してライプニッツが『諸学問を~』で言及している事態に陥るだけだ。 行きつく先は、人間は矛盾という認識に至る状態だ。 そうこの状態こそ、人間がへきえきする無という状態だ。 (→Bergson『創造と』)} 理性が世界を平穏にしてくれるー動物を下に敷き、 情念及び感情を下位なものと抑圧し 何者おも正義、道徳、平和、自由といった 人々が飛びつきやすい語句を並べることによって 根拠を、あらゆる根拠を創造してきたのだ、 決して事物の理由を、最善説とやらを発見したり 見出したわけではない。 人間とやらはものが、「ある」ことに嫌気さすことはあるが その存在をけしかけさせるようには働かない。 しかしなにも「ない」、何物もないという事には耐えきれない。 退屈の回避であったり、”芸術(?)”の追及であったり、 自己の存在理由を、存在意義を何としても所持しようとする その行為こそが証明だ。
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