商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2009/11/14 |
JAN | 9784309205281 |
- 書籍
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ラウィーニア
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ラウィーニア
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
SL 2022.3.7-2022.3.12 ウェルギリウスの叙事詩「アエネーイス」の後半六歌をもとに、ラウィーニアを語り手に据えてル=グウィンが語り直したファンタジー。 ウェルギリウス本人が登場して、ラウィーニアが自分の未来を知っているというちょっと変わった構造。アエネーイスを底本にしているけれど、これはラウィーニアの物語。死ねないラウィーニアが切ない。
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ヴェルギリウスの『アエネーアス』にちょびっと出てくるラウイーニアのストーリーで、所謂二次創作物。ちょっとまぁ、エキセントリックではある。昨今読んだルグウィンの中ではかなり異色な題材だが、文章が醸し出すムードは同じ。アイロニー満点の子供向きブラックファンタジーよりは読みやすい。これ...
ヴェルギリウスの『アエネーアス』にちょびっと出てくるラウイーニアのストーリーで、所謂二次創作物。ちょっとまぁ、エキセントリックではある。昨今読んだルグウィンの中ではかなり異色な題材だが、文章が醸し出すムードは同じ。アイロニー満点の子供向きブラックファンタジーよりは読みやすい。これから読めばよかったか、と思ったほど。
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49:叙事詩「アエネーイス」から構想を得て、「アエネーイス」で語られなかった王女ラウィーニアの視点で描いた物語。神話混じり、翻訳もの、題材に馴染みがない、と読むのに苦労しましたが、ラウィーニアと詩人、そして物語の三者の構造がわかってからはとても興味深く読むことができました。面白か...
49:叙事詩「アエネーイス」から構想を得て、「アエネーイス」で語られなかった王女ラウィーニアの視点で描いた物語。神話混じり、翻訳もの、題材に馴染みがない、と読むのに苦労しましたが、ラウィーニアと詩人、そして物語の三者の構造がわかってからはとても興味深く読むことができました。面白かったです。身も蓋もない言い方をすれば、本作は「アエネーイス」の二次創作ということになるのでしょうが、もしかすると二次創作だからこそ楽しめたのかもしれません。私の好きな、生活密着系ファンタジー。
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