商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/10/28 |
JAN | 9784101292717 |
- 書籍
- 文庫
ブラバン
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ブラバン
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商品レビュー
3.3
126件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大人の青春譚。 四十代に入った中年が高校時代を振り返り、吹奏楽部再結成に向かう話。 私はブラバン経験もないし、楽器も作中の音楽もてんでわかりませんでしたが、「ああ、青春の振り返りは甘いもので、けど現実に戻ったときの衝撃も大きいなぁ」と感じた作品でした。 年月が経って変わらない人もいれば、音信不通の人もいる、変わり果ててリスカする飲んだくれになっている者もいる。 発案者の桜井さんは土壇場で披露宴取りやめで、クライマックスは悲しみに溢れてしまう。 主人公も順風満帆とは程遠く、振り返った後は悲しみが残るような感じで描かれていました。 割と救いが無い人は完膚なきまでに無いよなぁ… 特に先生… 流産した子はやっぱり来生の子だったのかな? それもひとつの人生で、宝石のように大事に取っておける青春を過ごしたことはかけがえの無いものなんだなぁ。 私も高校よりは大学で部活に精を出した者で、今でもその思い出は宝石のように輝いています。 割と救いがなくて暗かったり、楽器、音楽の知識が必要で、登場人物が多くて読むのが大変でしたが、年を取ってから読むべき一冊です。
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自分の結婚式で、高校時代のブラスバンドを再結成・演奏してもらおうと企画したのをきっかけで、当時の部員の今昔を描き出す。語り部となるのは立案した女性ではなく、彼女の一年後輩の男性となる。地元に残って酒屋(描写としてはバー)を営んでおり、昔の仲間とも
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自分が吹奏楽部に所属しているためタイトルと表紙に惹かれて手に取った本。 少しずつ読み進めてようやく読了。 全体的に切なさをとても感じた。 高校時代と成人してからの人間関係の変わりよう、思い描いていたのとは違う将来、寂しくなる要素は多くあれど、また再び、かつての青春時代を過ごした仲...
自分が吹奏楽部に所属しているためタイトルと表紙に惹かれて手に取った本。 少しずつ読み進めてようやく読了。 全体的に切なさをとても感じた。 高校時代と成人してからの人間関係の変わりよう、思い描いていたのとは違う将来、寂しくなる要素は多くあれど、また再び、かつての青春時代を過ごした仲間と音楽を奏でるということに胸を打たれた。 とりあえず明日から部活の練習をちょっとだけ頑張ろうと思う。
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