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雑食動物のジレンマ(下) ある4つの食事の自然史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2009/11/05 |
JAN | 9784492043530 |
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雑食動物のジレンマ(下)
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
雑食動物のジレンマ=雑食動物は、何でも食べられるが、危険なものを避ける能力が必要。 単色動物は、危険なものかどうかを見分ける必要がない。 雑食動物のほうが高度な脳が必要。 甘さへの偏向、嫌悪感が生まれる要因。 調理によってタピオカのシアン化物がなくなる=人間が独占できる。 料理のルールは雑食動物のジレンマと折り合いをつけている=生魚とわさび、熱帯地方の抗菌性のあるスパイス、など。 家畜は、人間との両立作戦。自然界で生きるすべを失った。野生の祖先は衰えた。 パイソンは狩猟によってつくられた=人間から身を守るために集団で行動するようになり、角が邪魔になって退化した。 全員がビーガンになっても、動物保護になるかはわからない。 肉食を止めることは、これまで以上に化石燃料と化学肥料に頼ることになる。 嫌悪感は、雑食動物のジレンマを潜り抜ける手段として発展した。 完璧な食事は不可能に近い。
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なんとなく食べている日々の食事を改めて問い直したくなる本。 アメリカに住む人達が日々どのような食事をとっていて、その食事はどうやってやってきたのかというところに目を向け、食事として届くまでの過程を丁寧に追っている。 アメリカの食生活に比べれば自分はまだちゃんとしたご飯を食べてい...
なんとなく食べている日々の食事を改めて問い直したくなる本。 アメリカに住む人達が日々どのような食事をとっていて、その食事はどうやってやってきたのかというところに目を向け、食事として届くまでの過程を丁寧に追っている。 アメリカの食生活に比べれば自分はまだちゃんとしたご飯を食べていると思ってほっとしてしまうが、食べているものがどこからきたのかということを気にしたことがなかった。スーパーの精肉コーナーには安い肉と高い肉があることは認識しているが、なぜ価格が違うのか、産地はどこなのかなんて全く見ていなかった。 現代人がものを食べるまでに何が起こっているのか改めて考えさせられる。
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この本は3部構成になっており、工業製品のような食品(トウモロコシを原料としたもの)、有機食品、自力で入手した食品について語られている。農家、食品加工業者、穀物業者をを含めた米国の「食」について克明に記録されている。記述は科学的かつ論理的だが、第3部は趣味的出来事の描写がほとんどで...
この本は3部構成になっており、工業製品のような食品(トウモロコシを原料としたもの)、有機食品、自力で入手した食品について語られている。農家、食品加工業者、穀物業者をを含めた米国の「食」について克明に記録されている。記述は科学的かつ論理的だが、第3部は趣味的出来事の描写がほとんどで、不要だったと考える。印象的な記述を記す。 「ワインをがぶ飲みし、チーズをむさぼるフランス人は、心臓病も肥満の率もアメリカ人よりも低いことが、食の通説を混乱させている」 「アメリカの飼い犬の半数は、今年のクリスマスにプレゼントを受け取るはずだ。一方、犬と同じように知能の高い豚の一生について考えてみる人は少ないだろう。そして豚はクリスマスに、ご馳走のハムとして食されるのだ」 「個々の鹿にとって狼は残忍かもしれないが、群れとしての鹿全体の幸福は、実は狼にかかっている。捕食者によって淘汰されなければ、鹿は生息地に氾濫し、飢えることになるだろう。鹿だけではなく、鹿が食べる草や、その草に依存するほかのすべての種に影響が出てしまうだろう。ある意味で、狼の良い生活や、補色の試練でつくられた生き物としての特徴は、狼にかかっているのだ。同じように、鶏の幸福は人間という捕食者の存在にかかっている。個体としての鶏は違うかもしれないが、種全体としての鶏はそうなのだ。鶏を絶滅させる確実な方法は、鶏に生活の権利を与えることにある」
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