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荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 岩波ブックレット767
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荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 岩波ブックレット767

リヒャルト・フォンヴァイツゼッカー【著】, 永井清彦【訳】

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荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 岩波ブックレット767

627

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/10/08
JAN 9784000094672

荒れ野の40年

¥627

商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2025/04/14

https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB01862996

Posted by ブクログ

2025/02/23

友人に勧められていたがようやく読めました。 ざっくり言うと第二次世界大戦ドイツ終戦40年記念講演、1985年5月8日の当時の独ヴァイツゼッカー大統領の演説全文です。ベルリンの壁崩壊前の演説ですね。 読み終えたあとに 「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」 ...

友人に勧められていたがようやく読めました。 ざっくり言うと第二次世界大戦ドイツ終戦40年記念講演、1985年5月8日の当時の独ヴァイツゼッカー大統領の演説全文です。ベルリンの壁崩壊前の演説ですね。 読み終えたあとに 「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」 の箇所が非常に有名なフレーズであることを知り→今までにも聞いたことはあるような気もしないではないが、記念講演での一節とは理解していなかったので、本文の中でも完全にスルー(しまった)。 、、というわけで昨日に続き再読。有名な一節はp11にありました。色々学ぶことは沢山ある演説で、ヒトラーの独裁に見て見ぬふりをするしか術がなかった当時のドイツ。戦前から終戦後に至るまで物質的な復興ではなく、人間の心情や責任というところに重きをおいて語る姿は、戦争を知らない世代への訴えに聞こえます。自分達の国が何をしてきたのか、自分が直接手を下していないことは責任をとらなくていいものなのか等。これはドイツに限った話ではなく、全人類に対する訴えと同義であるように思う。 私は演説の最後に「若い人たちにお願いしたい(p29)」から始まる所が好きだ。 本自体は、取り寄せてみると薄いペラペラの冊子。岩波ブックレットというシリーズの中の一冊です。1982年刊行で、現在も出版され続けてるから凄い事です。意義はこんな感じ↓ 「今,われわれは「出版」を業とする立場に立って,今日の課題に対処し,「活字」が持つ力の原点にたちかえって,この小冊子のシリーズ「岩波ブックレット」を刊行します」 なかなか面白そうなシリーズで時代に沿って取り上げられてるテーマが変遷してるのも興味深い。

Posted by ブクログ

2024/07/12

岩波ブックレット ヴァイツゼッカー 大統領 ドイツ終戦40周年記念演説 「 荒れ野の40年」 興味深いのは、戦後世代に戦争責任が引き継がれるのか、についての言葉。 罪は 個人が負うべきもので、集団(民族全体)で負うものではないとしつつ 「罪の有無、老幼を問わず、われわ...

岩波ブックレット ヴァイツゼッカー 大統領 ドイツ終戦40周年記念演説 「 荒れ野の40年」 興味深いのは、戦後世代に戦争責任が引き継がれるのか、についての言葉。 罪は 個人が負うべきもので、集団(民族全体)で負うものではないとしつつ 「罪の有無、老幼を問わず、われわれ全員が過去を引き受けなければなりません。だれもが過去からの帰結に関わり合い、過去に対する責任を負わされています」として、責任は相続されるとする立場。 全体の文脈から考えると、戦後世代が負うべき責任は 記憶責任(歴史の真実を直視し 心に刻む責任)。記憶責任を果たせない者は、同じ過ちを繰り返すから、という論調。 ヒトラーのように「他の人々に対する敵意や憎悪に駆り立てられてはいけない」というメッセージで終わる  

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