荒れ野の40年 の商品レビュー
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友人に勧められていたがようやく読めました。 ざっくり言うと第二次世界大戦ドイツ終戦40年記念講演、1985年5月8日の当時の独ヴァイツゼッカー大統領の演説全文です。ベルリンの壁崩壊前の演説ですね。 読み終えたあとに 「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」 ...
友人に勧められていたがようやく読めました。 ざっくり言うと第二次世界大戦ドイツ終戦40年記念講演、1985年5月8日の当時の独ヴァイツゼッカー大統領の演説全文です。ベルリンの壁崩壊前の演説ですね。 読み終えたあとに 「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」 の箇所が非常に有名なフレーズであることを知り→今までにも聞いたことはあるような気もしないではないが、記念講演での一節とは理解していなかったので、本文の中でも完全にスルー(しまった)。 、、というわけで昨日に続き再読。有名な一節はp11にありました。色々学ぶことは沢山ある演説で、ヒトラーの独裁に見て見ぬふりをするしか術がなかった当時のドイツ。戦前から終戦後に至るまで物質的な復興ではなく、人間の心情や責任というところに重きをおいて語る姿は、戦争を知らない世代への訴えに聞こえます。自分達の国が何をしてきたのか、自分が直接手を下していないことは責任をとらなくていいものなのか等。これはドイツに限った話ではなく、全人類に対する訴えと同義であるように思う。 私は演説の最後に「若い人たちにお願いしたい(p29)」から始まる所が好きだ。 本自体は、取り寄せてみると薄いペラペラの冊子。岩波ブックレットというシリーズの中の一冊です。1982年刊行で、現在も出版され続けてるから凄い事です。意義はこんな感じ↓ 「今,われわれは「出版」を業とする立場に立って,今日の課題に対処し,「活字」が持つ力の原点にたちかえって,この小冊子のシリーズ「岩波ブックレット」を刊行します」 なかなか面白そうなシリーズで時代に沿って取り上げられてるテーマが変遷してるのも興味深い。
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岩波ブックレット ヴァイツゼッカー 大統領 ドイツ終戦40周年記念演説 「 荒れ野の40年」 興味深いのは、戦後世代に戦争責任が引き継がれるのか、についての言葉。 罪は 個人が負うべきもので、集団(民族全体)で負うものではないとしつつ 「罪の有無、老幼を問わず、われわ...
岩波ブックレット ヴァイツゼッカー 大統領 ドイツ終戦40周年記念演説 「 荒れ野の40年」 興味深いのは、戦後世代に戦争責任が引き継がれるのか、についての言葉。 罪は 個人が負うべきもので、集団(民族全体)で負うものではないとしつつ 「罪の有無、老幼を問わず、われわれ全員が過去を引き受けなければなりません。だれもが過去からの帰結に関わり合い、過去に対する責任を負わされています」として、責任は相続されるとする立場。 全体の文脈から考えると、戦後世代が負うべき責任は 記憶責任(歴史の真実を直視し 心に刻む責任)。記憶責任を果たせない者は、同じ過ちを繰り返すから、という論調。 ヒトラーのように「他の人々に対する敵意や憎悪に駆り立てられてはいけない」というメッセージで終わる
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「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」 第二次大戦の罪と戦争責任を背負い、また分断国家でもあった西ドイツの大統領としてこういった歴史認識の演説をしたというのが圧巻。朴槿恵大統領の「歴史を忘れた民族に未来はない」を彷彿とさせるが、加害した側、即ち罪と責任を追及される側の政治家でこれを言えるというのは凄い。ヴァイツゼッカー氏の言葉を他にも知りたくなった。
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打ちのめされるような素敵な一冊。 政治家がこういう志の高い発言をしてくれるなんて、我が国からするとSFのような・・・。 気分的に被害者でありつつ、対外的に加害者であるという、日本と共通する第二次大戦後のドイツの歩みって興味深いですね。
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「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」の部分は知っていたものの、演説全体を知らなかったので読んでみた。
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衆議院で3分の2の議席を獲得した自民党と公明党の国会議員、投票した人たちが今最も読むべき本。 ドイツ終戦40周年記念講演でのヴァイツゼッカー大統領の演説。 "過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる" "人間は何をしかねないのか ...
衆議院で3分の2の議席を獲得した自民党と公明党の国会議員、投票した人たちが今最も読むべき本。 ドイツ終戦40周年記念講演でのヴァイツゼッカー大統領の演説。 "過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる" "人間は何をしかねないのか これをわれわれは歴史から学びます。'" "ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とを掻き立てつづけることに腐心していた。" "若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに手を取り合って生きていくことを学んでいただきたい。" 解説より ヒトラーは力ずくで独裁者の地位を手に入れたわけではない。選挙では最高37%の得票があった。 翻って現在の日本。 小選挙区制度により半分の得票で8割近い議席を与党が獲得。かねてからの憲法改定を目論む安倍首相。未来の日本をどういう国のカタチにしていくのか。ヴァイツゼッカー大統領からぜひ学んでほしい。
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「若い人たちにお願いしたい。他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでほしい。われわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい・・・」第二次大戦後、40年を迎えたドイツで、対立を超え、寛容を求め、歴史に学ぶことを訴えた伝説的な演説がった―。
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とても心に残る演説集だった。今の日本に、これだけの演説ができる人がいるだろうか?と思った。戦争を繰り返さないことへの深い意志が感じられた。日本も今尖閣諸島や竹島問題で揺れているけれど、冷静になってこの本を読んだ上、再考して欲しいなんぞ思う。
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第二次世界大戦が終結して、40年目の節目に。 ドイツのヴァイツゼッカー大統領の、名演説があります。 日本の政治家で、こんなにも、心に残るスピーチが出来る人は、いません。 この演説は、1985年のものであり、それから20年以上もたった今でも、歴史に残る、語り継がれている演説。 日本...
第二次世界大戦が終結して、40年目の節目に。 ドイツのヴァイツゼッカー大統領の、名演説があります。 日本の政治家で、こんなにも、心に残るスピーチが出来る人は、いません。 この演説は、1985年のものであり、それから20年以上もたった今でも、歴史に残る、語り継がれている演説。 日本はそれから20年以上たってもなお、適切な謝罪も含め、何か歴史に残る、大切な発言や姿勢をしめせていないのではないでしょうか。 ナチスという過ちを認め、過去の真実から目をそらさず、心に刻むこと。 5月8日は、人間として、解放された日として位置づけ、 ひとは過ちを犯すし、今後も同じ危険に見舞われるかもしれない。 それでも乗り越えていくことができるはずだ。 その民主的、かつ、歴史に忠実な姿勢が、強い共感を呼ぶ演説です。 何が正しく、間違っていたことか、 過去に学ばなくては、また繰り返す。 強く、強く、忘れてはいけないと、思います。
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