商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2009/09/25 |
| JAN | 9784122051980 |
- 書籍
- 文庫
それからはスープのことばかり考えて暮らした
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それからはスープのことばかり考えて暮らした
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商品レビュー
4.1
576件のお客様レビュー
10年近く前、かつて学生時代に読んだ時は、あったかくて良い本だ〜自分の拠り所である自炊を応援してくれるお話だ〜、私だけの美味しいスープ、作れるようになるぞ〜、この本大事にしよう!って印象でした。 今改めて読み返してみて思ったのは、各者が抱える悲しみや喪失を、傍でふっと感じ取って...
10年近く前、かつて学生時代に読んだ時は、あったかくて良い本だ〜自分の拠り所である自炊を応援してくれるお話だ〜、私だけの美味しいスープ、作れるようになるぞ〜、この本大事にしよう!って印象でした。 今改めて読み返してみて思ったのは、各者が抱える悲しみや喪失を、傍でふっと感じ取っても、あえてつまびらかにしないという優しさの描き方がよいなということ。 あと、オーリィ君の時間の過ごし方、生き方を肯定できる社会、自分でありたいということ。 そして思いの外、オーリィ君とあおいさんの関係性にドキドキしました。 最後の美味しいスープの作り方はもうちょっと具体的であって欲しかった笑 何年も自炊を続けていて、たまにこの文章を思い出すけれど、まだ腑に落ちていません。 やはりまた10年後やもっと先に再読して、人のため自分のために自炊しながら暮らして、あおいさんくらい歳を重ねていけたら、この締めくくりにもしみじみとするでしょうか。
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スープを題に持ってくるだけあって、穏やかで温かい、ほっこりした感じの小説。いきつけのサンドイッチ店で働くようになる主人公が、店のメニューとして開発するスープに引き込まれていく。その中で大家さん、店主家族などとの優しい交流が描かれる。個人的にはスープよりサンドイッチがすごくおいしそ...
スープを題に持ってくるだけあって、穏やかで温かい、ほっこりした感じの小説。いきつけのサンドイッチ店で働くようになる主人公が、店のメニューとして開発するスープに引き込まれていく。その中で大家さん、店主家族などとの優しい交流が描かれる。個人的にはスープよりサンドイッチがすごくおいしそうで食べたくなった。 短編集を読んだ時にこの人の長編が読んでみたいと思って手に取ったんだけど、思ったような印象ではなくて、短編の感じのまま間延びしているというか、もうちょっとだけストーリーの動きが欲しかった気がしてしまう。終わり方もなんか唐突に感じる。 食べ物もしょっぱいものが大好きで自然派みたいな店では味が物足りなく感じてしまうが、読書でも普段塩っけの強い物語を読みすぎているのかな。だからほっこりで満足できなくなっているかも。でも、この作者の書く雰囲気は好きなんだよなあ。
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あとがきに、「世田谷線」のとある駅が舞台と書かれていて、ああ、と納得。東京のそんな景色が目に浮かぶ。 なんとなく疲れていて、傷ついていて、ちょっとした距離というか壁があって、ってまさしくそんな感じ。 トロワというサンドイッチ屋さんの名前も、世田谷線ぽい。いまでもあの電車は色んな色...
あとがきに、「世田谷線」のとある駅が舞台と書かれていて、ああ、と納得。東京のそんな景色が目に浮かぶ。 なんとなく疲れていて、傷ついていて、ちょっとした距離というか壁があって、ってまさしくそんな感じ。 トロワというサンドイッチ屋さんの名前も、世田谷線ぽい。いまでもあの電車は色んな色なんだろうか。 ぼーっとしていたら、話も流れていってしまう。 問題が起こるわけでもなく、円満に終わるわけでもない。それでも余韻がいい。 ふらっと散歩したくなる。 それこそ美味しいパンを買って、どこかで齧りたい。
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