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フランバーズ屋敷の人びと 新版(1) 愛の旅だち 岩波少年文庫597
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2009/09/16 |
| JAN | 9784001145977 |
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フランバーズ屋敷の人びと 新版(1)
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フランバーズ屋敷の人びと 新版(1)
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商品レビュー
3.7
13件のお客様レビュー
面白すぎる。凄い小説だった。 まったく中座できずに一冊読み切り、即座に続きを図書館に予約しに行った。 フランバーズ屋敷の人々、という小説があるのは知っていたが、私の中では荒野のコーマス屋敷とイメージがダブり、人形の話でしょ、と間違って記憶していた。 荻原規子がたびたびこの小説の...
面白すぎる。凄い小説だった。 まったく中座できずに一冊読み切り、即座に続きを図書館に予約しに行った。 フランバーズ屋敷の人々、という小説があるのは知っていたが、私の中では荒野のコーマス屋敷とイメージがダブり、人形の話でしょ、と間違って記憶していた。 荻原規子がたびたびこの小説の話をしているので、いつかは読もうと思っていたが、いやあ、もっと早く読むべきだった。 馬の話と飛行機の話、というのはチラッと知っていたがまさにそんな話だった。 以下、あらすじ。 20世紀初頭のイギリス、エセックス。 主人公クリスチナは12歳、親を亡くしてから親戚をたらい回しにされ、田舎にあるフランバーズ屋敷のラッセル氏の元へ行かされる。 それは、彼女が21歳になったら親の遺産を受け継ぐことをアテにした策略でもあった。 フランバーズ屋敷のラッセル氏は狩猟気狂いで、今はもう落馬の影響で体が動かないが、癇癪持ちで気難しく恐ろしいDV親父である。 そこには父親そっくりの兄マークと、頭が良くて乗馬嫌いの弟ウィリアムがいた。 ウィリアムが落馬したところから話は始まる。 当初は反発のあったクリスチナだが、丁寧で優しい馬丁ディックの指導のおかげで乗馬および狩猟が大好きになる。 ディックもクリスチナを愛していた。 だがクリスチナの馬への愛のためにディックは罪を犯し、苦境に陥り、姿を消す一方、ウィリアムはクリスチナと共犯めいた仲間になる。 彼は落馬が元で足を壊し、飛行機に夢中になっていた…。 とまあ。どうでしょう。 秘密の花園、キャンディキャンディ、円舞曲は白いドレスで(元ネタはアンナカレーニナだか戦争と平和だか)。いろいろ思い出す。 でもこれは全然甘くない。なのに、ものすごく読みやすく面白かった。 主人公クリスチナは美人に育つけど、中身はまあまあ普通の人。 マークやウィリアムがおかしい。みんな頑固でDV気質がある。 その中のディックの優しさに感動しちゃうよね。 自然な物語の流れと、人の心の動きを紡ぎ出す、名文&美文の数々。 なんだか、そこはかとなく荻原規子節なんですよ。 というか、荻原規子はこの文章の影響を受けまくっていたのね、と今更目が開かれた思いでした。 あと4冊もあるのが嬉しくてたまらない。 実際に読んだのは1981年に出された古い赤い岩波文庫(まだ文庫サイズではない)でした。 さすがに今のはカタワとかの表現は消えてるかな。 これもまあ時代を感じる表現で、ラッセル氏にはピッタリですけどね。
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アウェイに適応しようと奮闘する少女のお話 人間関係模様への理解がまだまだ未熟な少女然とした主人公の動向にやきもきしつつ、自他境界がはっきりしているというかやや享楽的な、自分勝手ともいえるような言動にわりと世の中、こう生きてもいいのかもしれないと勇気をもらえる 馬に関する描写が...
アウェイに適応しようと奮闘する少女のお話 人間関係模様への理解がまだまだ未熟な少女然とした主人公の動向にやきもきしつつ、自他境界がはっきりしているというかやや享楽的な、自分勝手ともいえるような言動にわりと世の中、こう生きてもいいのかもしれないと勇気をもらえる 馬に関する描写が多く、わりかし具体的に描かれるため乗馬を知らない主人公と共に学べて没入感があり楽しめた やはりディックくんがかっこいい 手をつないで帰りたい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
両親がない12歳の少女クリスチナが、エセックスの伯父の家フランバーズ屋敷に引き取られる。横暴な伯父ラッセルと性格が違う息子たち、マークとウィル。馬と狩猟以外に興味がない一家の中で、乗馬嫌いのウィルは折った足をわざと悪化させてまでも自分の道を切り開こうとする偏屈者だ。クリスチナもまた乗馬と狩猟にのめり込んでいくが、馬ではなく、新技術飛行機に熱中するウィルと共に屋敷を飛び出していく。このときまだ17歳、成人になり、両親の遺産を受け取れるまでにはまだ4年。 20世紀初頭、大戦の兆しが見え始めた時代。主人と奉公人の階級がまだはっきりしていた頃。 有能な使用人のディックの妹バイオレットはマークの子を身籠って解雇、というありがちのエピソードも出てくるが、このバイオレットが純情な村娘というよりなんどかすれっからしっぽい。
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