殺気！

雫井脩介【著】

• 内容紹介: 大学生のましろは12才の時、何者かに拉致、監禁された。無事に解放されたが、犯人は未だに不明。そのときの記憶はないが、それ以来特異な能力が身についた、周囲の「殺気」を感じ取るというものだ。ある日、バイト先の店に強盗が入るという事件が起こるが、ましろのその能力で店は難を逃れる。彼女に興味をもったタウン誌記者は彼女の過去の事件を調べ始めるが…。「虚貌」「クローズド・ノート」の著者が書く熱い友情の青春小説。
• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2009/09/17
• JAN: 9784198628055

商品レビュー

2025/06/12

何故か雫井作品と相性が悪くて「読んでも読んでも終わらない本」のイメージがあり、これも大昔に買って途中で投げ出していたらしい。ブックカバーが今はもうない書店のものだった。
ちょっとした能力を持った女子大生のバイトと大学生活と時々事件、といった感じ。ベースにはそれなりの謎があるけど、主人公含め積極的にそれに向かって行くわけでもなくただ流されてるうちに解決しちゃった印象。主人公もその友達も、バイト先の店長とかも個人的にはそれぞれちょっとずつ好きになれない人たち。
最後は良い感じにまとめてるけどここに至るために400ページも読んだのかと思うと微妙かもしれない。

2021/07/30

話全体としてはそんなに面白いとは思わなかったけど、ちょいちょい「ふふっ」と声が出てしまう笑える箇所があった。普段読んでいてニヤリと思うところはあっても笑う事がないので、自分でも意外。
すんごい内容に関係ないくだらないとこばかりだけど笑

2019/05/13

　祖父からの遺伝で殺気を感じられるようになったましろ。過去に自分が閉じ込められ治療により記憶を
封印された日の出来事は、親友理美子の父の死と繋がっていた。
　理美子の父は現在の彼幸介の実家早瀬建設で事故死したが、会社の先行きを考えて会社外での事故に
偽装したのだった。
　自分の記憶を取り戻す中で、ましろにより真実は分かったが、今さら、と感じる理美子に恨みを買うが
最後には和解した。