商品詳細
内容紹介 | 「心中する前の心持ちで、つき合っていかないか?」。斎藤慈雨と、北村栄。人生の後半に始まった二人の恋は今、死という代物に、世界で一番身勝手な価値を与えている。お金をかけなくとも、二人で共有する時間は、“世にも簡素な天国"に変わる。恋愛小説の新たな金字塔の誕生。 |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2009/08/05 |
JAN | 9784344413528 |
- 書籍
- 文庫
無銭優雅
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商品レビュー
3.8
83件のお客様レビュー
途中までは、あまり地に足のついていないふわふわした大人の恋愛小説だなあ、と呑気に読み進めていたけれど、最後の最後に一気に印象が変わった作品。 人が人とともに生きるって、こういうことなのかな、と感じたラストシーンだった。 作品中に、いくつもの小説からの引用が散りばめられているが、そ...
途中までは、あまり地に足のついていないふわふわした大人の恋愛小説だなあ、と呑気に読み進めていたけれど、最後の最後に一気に印象が変わった作品。 人が人とともに生きるって、こういうことなのかな、と感じたラストシーンだった。 作品中に、いくつもの小説からの引用が散りばめられているが、それらを全て知っていたら、さらに印象は変わるのかもしれない。
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佐伯ポインティのラジオでおすすめされてて読みはじめた。 すみません、慈雨ちゃん。栄くんが好きすぎます。 でもそれは「慈雨ちゃんが好きな栄くん」が好きなのです、ですので悪しからず。国語系?の塾講師のため文学的でありながら動物的である、その人間(ヒューマン)すぎる栄くんに正直メロメロ...
佐伯ポインティのラジオでおすすめされてて読みはじめた。 すみません、慈雨ちゃん。栄くんが好きすぎます。 でもそれは「慈雨ちゃんが好きな栄くん」が好きなのです、ですので悪しからず。国語系?の塾講師のため文学的でありながら動物的である、その人間(ヒューマン)すぎる栄くんに正直メロメロです。 ラストはなぜかずっと泣きながら笑ってた。たぶんしばらくこれを超える名作に出会える気がしません。
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あとがきを読みたくない小説が好きだ。 圧倒的自己完結。この物語の主役である慈雨と栄もそうだ。真剣にふざけた恋愛をしている2人に、外からの解説などいらない。 死というテーマが寄り添っているとは思えないほど、スキップのように軽い足取りで交わされる意味のない会話たち。 Am...
あとがきを読みたくない小説が好きだ。 圧倒的自己完結。この物語の主役である慈雨と栄もそうだ。真剣にふざけた恋愛をしている2人に、外からの解説などいらない。 死というテーマが寄り添っているとは思えないほど、スキップのように軽い足取りで交わされる意味のない会話たち。 Amyの小説に出てくる主人公はフラフラしているように見えて、自分にとって大切なものを手の内ににしっかりと握りしめている。自分だけがその価値を知っていればいいことを知っている。
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