商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/08/03 |
JAN | 9784167663346 |
- 書籍
- 文庫
殉死 新装版
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殉死 新装版
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商品レビュー
3.5
56件のお客様レビュー
覚えがき?
長編1作品収録。 本文より、「以下、筆者はこの書きものを、小説として書くのではなく小説以前の、いわば自分自身の思考をたしかめるといったふうの、そういうつもりで書く。(中略)筆者自身のための覚えがきとして、受けとってもらえればありがたい。」とある。 個人的意見として言わせてもら...
長編1作品収録。 本文より、「以下、筆者はこの書きものを、小説として書くのではなく小説以前の、いわば自分自身の思考をたしかめるといったふうの、そういうつもりで書く。(中略)筆者自身のための覚えがきとして、受けとってもらえればありがたい。」とある。 個人的意見として言わせてもらえれば、「そんなものを出版するな。」と、思ってしまう。 これでは事実なのか作り物なのか分からない。 まあ司馬作品は中期以降、そういった形式の小説が多く有るので、ファンの人は気にならないのかもしれないけれど、個人的には違和感が拭えませんでした。
長束
坂の上の雲が再放送されており、本棚にあるのにずっと読んでいなかった本書を急に読みたくなる。 司馬遼太郎の乃木評はけっこう辛いものがあるとずっと思っていたが、本書を読んでその想いは少し違ったものになった。軍人としては無能に近いと評しながらも人間乃木については評価するところもあり。...
坂の上の雲が再放送されており、本棚にあるのにずっと読んでいなかった本書を急に読みたくなる。 司馬遼太郎の乃木評はけっこう辛いものがあるとずっと思っていたが、本書を読んでその想いは少し違ったものになった。軍人としては無能に近いと評しながらも人間乃木については評価するところもあり。 不器用な人だったんだなと思う。本書の中に「乃木にはどこかひとの庇護意識を刺激するものがあるのであろう」という面白い一文がある。司馬遼太郎もまさにそんな目で乃木を見ていたのであろうか。
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坂の上の雲で基本的にはエンドレスボロカス言われる乃木希典。(少しフォローも入るが) 彼のバックグラウンドと、日露戦争後から自決まで。小説ではない。 「希典自身、自分の一生を暗い不遇なものとして感じていたらしいが、これはどうであろう」 という司馬さんの締めくくりが、いろんな想いを巡...
坂の上の雲で基本的にはエンドレスボロカス言われる乃木希典。(少しフォローも入るが) 彼のバックグラウンドと、日露戦争後から自決まで。小説ではない。 「希典自身、自分の一生を暗い不遇なものとして感じていたらしいが、これはどうであろう」 という司馬さんの締めくくりが、いろんな想いを巡らさせる。
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