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ドイツ参謀本部 その栄光と終焉 祥伝社新書
880円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2009/08/05 |
JAN | 9784396111687 |
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ドイツ参謀本部
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ドイツ参謀本部
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商品レビュー
4.1
12件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ドイツ参謀本部のはしりは、フリードリヒ大王の幕僚のアンハルトに始まる。当時の参謀部とは戦時のみの暫定組織であり、また参謀も無名の存在だった。 やがて、フランス革命をうけてその国民軍の脅威から、シャルンホルストはプロイセンの軍事改革を自薦して任される。その同僚のマッセンバッハによって、常備の参謀が設立される。シャルンホルストは戦病没するが、その後を襲ったグナイゼナウは、対ナポレオン戦争に対し、フランス軍を包囲し、ナポレオンには直接当たらず他の部隊を叩く持久戦・ゲリラ戦法で遂に勝利を収める。 ナポレオン戦争後のヨーロッパには、ジョミニの戦争概論とクラウゼヴィッツの戦争論の二つの著書が発行されたが、戦争論は他国に知れずプロイセン参謀内で知られるだけだった。しかし、モルトケはじめとするプロイセン参謀がその意を理解し動いたことで、プロイセンは普墺戦争・普仏戦争を勝ち抜く。モルトケとビスマルクは個人的仲は悪かったが、二正面作戦をしなくて済むことや、開戦そのものは首相に服すなど協力して勝利を得ていった。 モルトケ後の参謀本部は、無名性が失われ、組織は肥大化し、権限は拡大していった。第一次大戦では従来よりの教育施策により参謀たちスタッフは充実していたが、指揮官や指導陣らリーダーに人材を得ずドイツは敗北する。しかし次の大戦ではヒトラーは強力すぎるリーダーとして振る舞い、参謀本部と対立する。リーダーとスタッフの両立は誠に難しい。
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最初に読んだ時は第一次大戦を経て強いリーダーを望む声がヒトラーを生み出してしまったという記載が印象に残っている。もう一度読んでみたい。
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第二次大戦までのドイツ参謀本部の歩みをリーダー(政治家)とスタッフ(軍部)のせめぎ合いの視点から追いかけた本。シンクタンクのような近代の大組織の原型の一つはドイツの参謀本部に求めることができる。
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