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薄闇シルエット 角川文庫
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薄闇シルエット 角川文庫

角田光代【著】

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薄闇シルエット 角川文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/06/25
JAN 9784043726080

薄闇シルエット

¥814

商品レビュー

3.5

90件のお客様レビュー

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2024/08/20

結婚はつまんない事もあるけど、良いこともあって、それをどっちに感じるかは自分と相手のお互いを思う気持ちや態度に寄ってだと思う。 勿論、独身だって、つまんない事もあるし、良い事も合って、自分が選んだ方で、楽しめば良いのではと思った。 ハナは自分のやりたくない事はやらない感じがした...

結婚はつまんない事もあるけど、良いこともあって、それをどっちに感じるかは自分と相手のお互いを思う気持ちや態度に寄ってだと思う。 勿論、独身だって、つまんない事もあるし、良い事も合って、自分が選んだ方で、楽しめば良いのではと思った。 ハナは自分のやりたくない事はやらない感じがした。自分に素直過ぎるのかな。 人の生き方はそれぞれだから、ハナが良ければそれで良いけど。 でも、時々は人と合わせる事も必要だと思う。 そこから、何か見つかるかもしれないから。

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2024/07/06

2006年の作品 主人公ハナ、37歳 友人と立ち上げたこだわりの古着屋の共同経営者 知人達の結婚に焦燥感がある 共同経営者の新たな事業に疎外感を持つ 家族との関わりに悔恨も感じる 長い付き合いの「責任を取る」的プロポーズに納得できず、退屈しのぎの恋愛が長引く事もない 周囲の変...

2006年の作品 主人公ハナ、37歳 友人と立ち上げたこだわりの古着屋の共同経営者 知人達の結婚に焦燥感がある 共同経営者の新たな事業に疎外感を持つ 家族との関わりに悔恨も感じる 長い付き合いの「責任を取る」的プロポーズに納得できず、退屈しのぎの恋愛が長引く事もない 周囲の変化に揺らぐ女性の心情が痛々しい程伝わります これが昭和に書かれたら27歳だったかもしれない そして、令和の女子達はもっとしなやかに生きているのかもしれない 人生勝ち負けだけで判断できない 当事者が自分で守る物を自分で決めていくしかないと いろいろ過ぎてからは思う その時々の人生の社会的平均値に固執していたような気がする 薄闇に浮かぶシルエットは立ち去る彼のものだけでなく、行く先に迷う彼女自身でもある

Posted by ブクログ

2024/06/10

わたしはまだハナより一回り若いけど、「結婚」「仕事」「生活」すべてにステータスの高低差があるように感じられ、もつ者ともたざる者との境界線が見え、その土俵から降りて傍観したいと思いながらレールを走り続けてる感じが、とにかくリアルだった。チサトの言ってた持ち物検査って表現、秀逸だな。...

わたしはまだハナより一回り若いけど、「結婚」「仕事」「生活」すべてにステータスの高低差があるように感じられ、もつ者ともたざる者との境界線が見え、その土俵から降りて傍観したいと思いながらレールを走り続けてる感じが、とにかくリアルだった。チサトの言ってた持ち物検査って表現、秀逸だな。。 文句ばっかり言ってるこういう女性いるよなあというのもリアルに感じた理由のひとつ。こうなりたくないなあと、まだそうなってないつもりでいる自分で思う。別に口に出さなくたって、心の中で毒づいたり見下すような性格にはなりたくないな。 印象的だったのがハナが古着屋を始めた理由をタケダくんに話すため、ロンドンでの出来事を語るシーン。たしかになあと思った。日本では古着屋に行く層ってめちゃくちゃ限られてるけど、それは勿体無いなと。 あとはお母さんの話が胸がぎゅっとなった…お母さんが大切にしていたもの、守りたかったお城、受け継がれたかった意思、大切に保管していた子ども服。手作り至上主義の母が作るものをダサいってつっぱねたナエの気持ちもわかる。でもそれを思い返してワンワン泣くのも、わかるよ。 何かを選択し、生きていかなければならない スカッとするような読後感ではなく、リアルだからこそ生き方を考えさせられる、ちょっとずしんとくるお話でした。

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