商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2009/05/25 |
| JAN | 9784122051577 |
- 書籍
- 文庫
世界の歴史(11)
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世界の歴史(11)
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
前半のビザンツ帝国の描写が特に良かった。 歴史の記述であるのに、物語風の語りでもあり一見矛盾することであるにもかかわらず、実に明快。 もともとビザンツ帝国(東ローマ帝国)に関心が強くなっていたところに読んだことで読み終わってからもページを決めず読んでいる。 後半のスラブに関しても...
前半のビザンツ帝国の描写が特に良かった。 歴史の記述であるのに、物語風の語りでもあり一見矛盾することであるにもかかわらず、実に明快。 もともとビザンツ帝国(東ローマ帝国)に関心が強くなっていたところに読んだことで読み終わってからもページを決めず読んでいる。 後半のスラブに関しても興味深い内容であったが、ページ数が間に合わず駆け足での記述になってはいる。それでもやはり新しく得た知識が多くあり、今後折にふれて読んでみたい。
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図書館で借りた。 中公文庫 世界の歴史シリーズ11巻目は、東西分割したローマ帝国の東側、東ローマ帝国が次第に"ギリシア人の国"になった「ビザンティオン」が前半。後半はスラヴについて。すなわち東ヨーロッパがテーマの本である。 ビザンツって、名前は知ってはいるけど...
図書館で借りた。 中公文庫 世界の歴史シリーズ11巻目は、東西分割したローマ帝国の東側、東ローマ帝国が次第に"ギリシア人の国"になった「ビザンティオン」が前半。後半はスラヴについて。すなわち東ヨーロッパがテーマの本である。 ビザンツって、名前は知ってはいるけど、詳しくは知らない、そんな印象じゃないだろうか?近世にはイスラームになってしまうし、現在でもギリシャが浮いているような印象を受ける。 冒頭のお姫様が選ばれる…という情景は、興味も湧くし、理解が深まる。通して学ぶと、深いな・長いなという側面も知ることができた。 後半のスラヴの話は、幅が広い。各国史として考えても奥深いし、絡み合って複雑だ。受験問題であれば多くの受験生が苦しむ問題になりそうな。とは言え、読んでいると楽しい。
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ビザンツ帝国、東欧諸国およびロシアの歴史について知ることができる本。本書の前半では、ビザンツ帝国の変遷を取り扱う。起源は東ローマ帝国となり、ユスティニアヌス帝が歴代皇帝の中でも最も勢力のある時代であったことがわかる。最終的に、ビザンツ帝国は、周辺のオスマン帝国によってコンスタン...
ビザンツ帝国、東欧諸国およびロシアの歴史について知ることができる本。本書の前半では、ビザンツ帝国の変遷を取り扱う。起源は東ローマ帝国となり、ユスティニアヌス帝が歴代皇帝の中でも最も勢力のある時代であったことがわかる。最終的に、ビザンツ帝国は、周辺のオスマン帝国によってコンスタンティノープルが陥落し、滅亡した。だがしかし、ビザンツ帝国最後の皇帝コンスタンティノス11世の親族であるソフィアが、ロマノフ王朝イヴァン3世の妻となった。このことから、ロシアは「第3のローマ」という理念を引き継ぎ、今なお持つ。 後半では、スラブ人(当然ロシアも含む)の起源から、その後、民族大移動で誕生した国家の歴史を見ていく。この辺りの歴史は、高校世界史、資料集でも、あまり注目されない分野である。そのため、本書は東欧諸国(一部地域を除く)を万遍なく学びたい人は一読すべきである。特に、セルビア、クロアチアなど旧ユーゴスラビアの国々は、民俗の構成上複雑怪奇であるので、これらの国々が特徴をつかむのに最適であろう。 最後に、現在、国際的に問題となっているロシアの歴史をに言及しており、この章を読むと、ロシアの価値観を学ぶことができる。
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