商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 音楽之友社 |
| 発売年月日 | 2009/04/20 |
| JAN | 9784276214514 |
- 書籍
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アウシュヴィッツの音楽隊
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アウシュヴィッツの音楽隊
¥1,980
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
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読み味は『黒パン俘虜記』を思わせる。 いつ開くかわからない死の陥穽を常に足元に意識しながら、やがてそこにある社会に溶け込む。獄中記やアウトローの吹き溜まりの描写に見られるような悲喜こもごものユーモアも生まれる。『黒パン俘虜記』では黒パンがそうであるとしたように、アウシュビッツではタバコが通貨として機能したそうな。 『音楽への憎しみ』で語られたような、アウシュビッツ収容者が、絶望の涙を流しながら音楽を拒絶するような描写は見受けられなかった。 音楽や絵画、時計修理などの技能を有した収容者が一種の特権的立場にはまることに成功し、そうした立場から眺めてみれば、聞くとはなしに耳にしていた生きては出られぬ死の工場にも、違った光景が見える。 ここに描かれているディストピアの風景には『狂四郎2030』を思い出しもし、特に例を上げて紹介された収容所を管理する側すなわちナチス親衛隊の人々の人物描写には荒木飛呂彦が描く気が向いたときには優しく振る舞う異常者の姿を思い出させられもした。 「15 《名誉収容者》ラインホルド」には、ごくごく小規模なプランバンドール・スキャンダル、あるいはビスケット・オリバを見た。
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浪人してる時に図書館で勉強してて、勉強したくなくなって本棚見てて面白そうだったから読んだ本。本当に面白かったし、この頃のドイツとかその辺の歴史もっと学びたくなった。辛かったけど、学びになった本。
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※このレビューにはネタバレを含みます
アウシュヴィッツを書いた本とのことで、どんな悲惨な内容かと心構えしていたが、想像していたものとは少し違っていた。 アウシュヴィッツに収容され、運良く楽隊に入ることができた主人公のまわりは、死に溢れかえり、また、自身も死と隣合わせの状態でありながら、「音楽隊」という収容者の中での特権を持って日々を過ごす。同じ収容者であるのに一方は火葬場へ向かい、一方はそれを送り出す。火葬場へ直行の収容者たちが持ってきた手荷物を漁り、使えるものをくすねていく。敵であるはずの親衛隊と音楽によって友好を深める… いくつもの矛盾の中で、極限状態での人間の心理、またそのような中でも失われないもの、そして、音楽がもつ何にも代え難い魅力、いろいろ考えさせられた。 アウシュヴィッツの収容所生活の、ある一面として、記憶に残しておきたい本となった。
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