商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | エンターブレイン |
発売年月日 | 2009/04/15 |
JAN | 9784757748255 |
- 書籍
- 文庫
12人の優しい殺し屋(2)
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12人の優しい殺し屋(2)
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入荷先:目黒区立八雲中央図書館 一応、要観察(確認の必要性あり)として注意のバスケットには入れていたが…… 一読して愕然とした。 以下、説明に入る。 評者が第一巻から共通して存在すると思っている「恐怖感」の継続はやむを得ないとして割り切ったが、それ以上に評者の口から乾いた笑い...
入荷先:目黒区立八雲中央図書館 一応、要観察(確認の必要性あり)として注意のバスケットには入れていたが…… 一読して愕然とした。 以下、説明に入る。 評者が第一巻から共通して存在すると思っている「恐怖感」の継続はやむを得ないとして割り切ったが、それ以上に評者の口から乾いた笑いしかできなかったのは―フィクションであることは最初からわかっているのでそこは了解してほしい―フィクションとして片付けるにはもはやハチャメチャ過ぎて批判も肯定も一切できない状態になってしまったことにあるだろう。前作はまだ、書評を書こうと思えばできる文体にきちんとまとまっているのだが、本書はそうした小説の書き方からは大きく逸脱し、なんというのかひたすらアクションとキャラクター語りに話が終始してしまい、まずきちんと読みきったかどうかさえ怪しい読後感になっている(もともと速読だが、本書の場合最終ページになっても、何かが残ったかどうかがないというのは過去に例がない)。 また、読めば読むほど実は結構狭い領域の話だったりするのではないか―それは言い換えると作品の破綻を暗示していることに他ならない―という底の浅さが見え隠れする内容になっていることも評者を失望させてしまった要因であろう。 イギュレーションが著しく評者の期待レベルから外れているからこうした結果になっていることは否めない。だからこそ、もういい加減にシリーズ化しないほうがいいのではないかとさえ思えてならない。キャラクターへの執着と愛着だけで出版の輪転機は回ってはいないからだ。 そろそろ、トリックの穴が探られてもおかしくない内容。 エンターブレインには、東京創元社の「トノーカさん」のような優秀な校正さんはいらっしゃらないのだろうか?
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