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日本思想史
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日本思想史

守本順一郎【著】, 岩間一雄【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 未来社
発売年月日 2009/03/25
JAN 9784624301071

日本思想史

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2025/06/11

マルクス主義の経済史の枠組みにもとづいて、原始時代から近世までの日本思想史を概説している本です。 本書では、アジア的思惟、古代的思惟、封建的思惟という三つの思想の段階を設定し、日本思想史の展開のなかでこれらの段階がどのようなすがたを現わしたのかということを論じています。著者はま...

マルクス主義の経済史の枠組みにもとづいて、原始時代から近世までの日本思想史を概説している本です。 本書では、アジア的思惟、古代的思惟、封建的思惟という三つの思想の段階を設定し、日本思想史の展開のなかでこれらの段階がどのようなすがたを現わしたのかということを論じています。著者はまず、モーガン=エンゲルスにならって原始時代の家族形態についての考察をおこなっており、女系制から父系制への転回によって家父長制が成立した経緯について説明します。また、記紀神話にえがかれる神々と天皇による統治のありかたは、こうした家父長制支配の進展を物語っているとみなされます。 つづいて、律令体制にもとづく一元的な古代国家が成立すると、班田制のもとで公民は奴隷としての地位に貶められますが、荘園制のひろがりとともに古代国家の亀裂がしだいに拡大していくことになりました。著者はこのような社会的背景のもとで、仏教を中心とする思想がたどることになった曲折を追いかけていきます。さらに近世にいたると、古代的思惟に代わる封建的思惟としての儒学思想が大きな役割を演じるようになり、日本社会の秩序にそくしながら政治と倫理についての思索が深められていきます。 東アジアの思想圏のなかに日本思想史を置いて、その特質について検討をおこなうという観点から、興味深い指摘もありましたが、唯物史観の発展段階説が前提となっているので、さすがにこんにちでは時代遅れの感はいなめません。

Posted by ブクログ