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フラナリー・オコナー全短篇(上) ちくま文庫
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フラナリー・オコナー全短篇(上) ちくま文庫

フラナリーオコナー【著】, 横山貞子【訳】

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フラナリー・オコナー全短篇(上) ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/03/12
JAN 9784480425911

フラナリー・オコナー全短篇(上)

¥1,650

商品レビュー

4.3

8件のお客様レビュー

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2025/11/15

無慈悲で殺伐としていて露悪的な作品集。お話には大抵、自分には良識があり物事を弁えてるという感じの年輩の御仁がおり、それはキリスト教の教条主義に結びついているコトが殆どなのだけど、その偏見に満ちみちた独善的ともいえる高慢さが、物語佳境にて手痛いシッペ返しを受け、精神的または肉体的に...

無慈悲で殺伐としていて露悪的な作品集。お話には大抵、自分には良識があり物事を弁えてるという感じの年輩の御仁がおり、それはキリスト教の教条主義に結びついているコトが殆どなのだけど、その偏見に満ちみちた独善的ともいえる高慢さが、物語佳境にて手痛いシッペ返しを受け、精神的または肉体的に打ち砕かれ、一大破局を迎えるという構図の話が多い印象。なので、同工異曲的な感もあるが、それでも本書収録の「善人はなかなかいない」や「田舎の善人」、「強制追放者」は、その中でも出色の出来栄えと言えるのではなかろうか。

Posted by ブクログ

2023/11/26

読後感が悪すぎて、一気になかなか読めなかったのだが、初期作品含めてどれもいい。 個人的に1番印象的だった話は「強制追放者」でした。救いようなさすぎて。。

Posted by ブクログ

2023/05/06

雑誌『MONKEY vol29』フラナリー・オコナーの描いた漫画が掲載されています。上手ではないですが強烈なメッセージが伝わってくる力強いペンタッチが特徴です。フラナリー・オコナーの冷静な視線は学生時代から変わっていないというのがわかります。 ラジオ番組でフラナリー・オコナーを...

雑誌『MONKEY vol29』フラナリー・オコナーの描いた漫画が掲載されています。上手ではないですが強烈なメッセージが伝わってくる力強いペンタッチが特徴です。フラナリー・オコナーの冷静な視線は学生時代から変わっていないというのがわかります。 ラジオ番組でフラナリー・オコナーを紹介していたのを聞いて興味を持ったタイミングでこの漫画を読みました。これもなにかの縁だとおもって図書館で借りてきました。 全体の感想としては恐ろしい小説集だということです。その恐ろしさはオコナーの「おまえさんわかったつもりになってないかい」という声が聞こえてくるような感じがするところです。人種差別や暴力にたいしての我々の感情。簡単にそれが良くないことだと感じるのですが、私の中にも差別や暴力に対する快感のようなものが眠っていないかと問いかけてくるところが恐ろしいのです。 例えば『田舎の善人』。ミセス・ホープウェルと使用人のミセス・フリーマンは娘ジョイの片足が無いこと、これまでの人生で楽しいことがなにも無かったことを憐れんでいる。一方ジョイは大学で哲学を学び周りの人間が学がないことをバカにして、そこだけを拠り所に生きている。そして自分のことを賢いとおもっているジョイがふらりと立ち寄った聖書売りの男に簡単に騙されてしまいます、その男の目的は人間を辱めることなのです。登場人物がすべて他人の悪いところのみみて生きているところがものすごく怖くなってきます。生きていく糧が他人を下にみるところは現在にも通じるところがあると思います。 人間の恐ろしいところ、いやなところのオンパレードの小説集なのになぜか引き込まれていきます。そこがフランクリー・オコナーの小説のすごいところです。

Posted by ブクログ