商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/03/01 |
JAN | 9784480425461 |
- コミック
- 筑摩書房
苦節十年記/旅篭の思い出
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
苦節十年記/旅篭の思い出
¥1,045
在庫あり
商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第6回 苦節十年記/旅籠の思い出(もとの全集では別巻。それだけあって雑多だが、どれもよい。特に自伝的エッセイと、なんといっても自分史。) ◇カラーイラスト ◇(旅のエッセイ) ・旅籠の思い出 ・上州湯宿温泉の旅 ・颯爽旅日記 ・東北の湯治場にて ◇(イラスト) ・旅の絵本 ・桃源行 ・つげ義春流れ雲旅 ◇(自伝的エッセイ)★ ・断片的回想記 ・密航 ・自殺未遂 ・四倉の生 ・万引き ・クロという喫茶店 ・妻のアルバイト ・カメラ商開業未遂 ・最初のひとつ ・いつも変わらぬ貧乏話 ・つげ忠男の暗さ ・つげ忠男の不運 ・苦節十年記 ・つげ義春自分史★★★ ◇夢日記 (解題・高野慎三 解説・名人伝 池内紀)
Posted by
2009年、つげ義春コレクション(ちくま文庫)の1冊。つげの弟のつげ忠男について書いた2編のエッセイでは、何やら「冷たい兄」であるかのように書いてあるが、つげの作品にはそんなに冷たい人物は登場しないわけであるし、エッセイは誇張ないし大幅削除の残り物なのだろう。長兄と次男のつげ(義...
2009年、つげ義春コレクション(ちくま文庫)の1冊。つげの弟のつげ忠男について書いた2編のエッセイでは、何やら「冷たい兄」であるかのように書いてあるが、つげの作品にはそんなに冷たい人物は登場しないわけであるし、エッセイは誇張ないし大幅削除の残り物なのだろう。長兄と次男のつげ(義春)は中学にも行かずに少年工として家計を支え、不平など全く言わずに働き続けた兄を、つげは最も尊敬する人だとも書く。2人の兄のおかげで中学を卒業できた忠男が、2人の兄を尊敬しないはずがない。
Posted by
前半の旅行記に部分は、昭和のにおいぷんぷんで、良き時代だなあと思った。現在でも残っている場所もあるようだが、おそらく単純にさびれてしまっているのではないだろうか。これらの文章の書かれた昭和40年代のあたりは、良い感じでさびれていたのではないかと思う。 後半のエッセイの内容は壮絶。...
前半の旅行記に部分は、昭和のにおいぷんぷんで、良き時代だなあと思った。現在でも残っている場所もあるようだが、おそらく単純にさびれてしまっているのではないだろうか。これらの文章の書かれた昭和40年代のあたりは、良い感じでさびれていたのではないかと思う。 後半のエッセイの内容は壮絶。特に自分記は、こんな人生もあるのかと思えるほど悲惨な内容になっている。
Posted by