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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2009/02/24 |
| JAN | 9784044281045 |
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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
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商品レビュー
4
923件のお客様レビュー
ずっと名作鬱作品として存在は知っていたのですが今回初めて読むことができました。文章が独特で読み始めは世界観に入れずにいましたが、主人公たちの絶望や閉鎖感が伝わってきてからはどんどん読み進めることができました。ショッキングな描写が多く映像ではグロ耐性がない私は確実に見れないので小説...
ずっと名作鬱作品として存在は知っていたのですが今回初めて読むことができました。文章が独特で読み始めは世界観に入れずにいましたが、主人公たちの絶望や閉鎖感が伝わってきてからはどんどん読み進めることができました。ショッキングな描写が多く映像ではグロ耐性がない私は確実に見れないので小説という形でこの物語を読めて良かったなと感じています。個人的に主人公のお兄ちゃんが好きでした。特に後半はグッときました。悲しい物語ではありますが読後は悲しさだけではなく不思議と爽やかさもあります。中学生だからこそのむき出しの感情表現もありエネルギーを感じました。
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思春期の感情と学生という子供の世界感覚から大人の感覚への繋ぎ方、心情描写が秀逸。重苦しい話ではあるが、高校生で読んで実弾と砂糖菓子の弾丸がどういうものか、他者存在の理解の難しさに触れて欲しいと思う。とても好きな本です
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
藻屑の“人魚”って、現実逃避にみえて、生きるための設定で、ちゃんと弾としてあたる。なぎさの退屈とか無関心とか、そういう日常へは。藻屑の孤立も一瞬だけ薄まる。心には刺さるし、刺さったら体内で溶ける。体に残る甘さって、そういう種類の甘さだと思う。 でも現実には、家庭とか大人とか、動かない空気とか制度とかには砂糖菓子は潰れる。跡と味は残すけど、貫通しない。ここがいちばん残酷で、あたってるのに助からない。結果が変わらない。 それで、藻屑が美少女として描かれてるのも、読みながらずっと気持ち悪くて。たぶんこれ、美少女じゃないと最後まで見届けられない。 私は不幸ですらルッキズムで味付けしないと咀嚼できないのかと嫌になるが、藻屑の“人魚”の演出も、目を奪う存在がやるから成立するところがあると思う。つまり美少女性は、作品内でも作品外でも燃料で、砂糖。 もし藻屑が不潔で感じ悪くて地味で口も悪かったら、悲痛になるというより、距離を取る気がする。共感じゃなくて拒否が先に立って、「見ない」に回収される。そうなると作品はもっと現実っぽくなるけど、そのぶん“読み方”が冷たくなる。藻屑ですら助からないのに、物語にもならない子はもっと見捨てられるだろうな、っていう最悪の推論が自然に出てくる。 砂糖菓子の弾丸は心を撃ち抜く。なぎさは撃ち抜かれるし、読者も撃ち抜かれる。でも現実は撃ち抜けない。しかも、その砂糖には美少女性という嘘まで混ざっていて、甘く飲み込ませたあとで喉が痛くなる。 最後に 象徴的な描写はいくつもある。兎が殺された事実の価値は「犯人」よりも「反応」にある。誰が撃ったかより、撃たれたあと世界がどう振る舞うか。 気味悪がり、噂にし、消費し、忘れていく。 砂糖菓子の弾丸は心を撃ち抜く。けれど、その弾は現実に触れた瞬間、潰れて甘さだけを残す。兎の死は、その“潰れた跡”として、藻屑の死と同じ場所に置かれている。
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