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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 木楽舎 |
発売年月日 | 2009/02/17 |
JAN | 9784863240124 |
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動的平衡
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商品レビュー
4.1
227件のお客様レビュー
間断なく流れながら、精妙なバランスを保つもの。絶え間なく壊すこと以外に、そして常に作り直すこと以外に、損なわれない方法はない。生命は、そのようなありかたとふるまいかたを選びとった。それが動的平衡である。
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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか LOHAS雑誌の「ソトコト」とダイナースカード会員誌「シグネチャー」に掲載されたものを編集したものです。 「生物と無生物のあいだ」のようなストーリー性はなく、個々のトピックスは独立しています。 ”コラーゲン食品や化粧品は、コラーゲンは一度アミノ酸まで分解されて吸収されるので全く意味がない”(「汝とは汝が食べたものである」)や”食品が作られるプロセスや流通されるプロセスを知らずにただ安いものを買うという行動形式を取っている消費者の問題である”(「その食品を食べますか?」)、”カニバリズムには、同種にしか移らない病原菌を避けるという心理的な根拠以外の根拠がある”(「ヒトと病原体の戦い」)など、面白くてためになる知見は満載です。 ”ヒトは、エントロピーの法則という何者も逃れられない流れに逆らおうとして、ES細胞による再生医療やクローニングなどに期待を寄せているが、それは虚しい悪あがきで、その根本にあるデカルト的な機械論から動的な平衡状態が生きていることであるというパラダイムシフトを受け入れることこそが必要”(「生命は分子の淀み」)というメッセージに共感する竹蔵です。 生きていることは、そのプロセスなのですから、そのプロセスを楽しまずして何の人生か? そんなことを考えてしまいました。 竹蔵
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(2009/8/12) 生物と無生物の間に で一躍有名になった科学者、福岡伸一さんの本。最新刊は「世界は分けてもわからない」。これはその前の作品。 なんとも凄い。生物の持つ神秘的な世界を、非常にわかりやすく、それでいて文学的に、芸術的に表現してくれる。 生命をこう表現している。 ...
(2009/8/12) 生物と無生物の間に で一躍有名になった科学者、福岡伸一さんの本。最新刊は「世界は分けてもわからない」。これはその前の作品。 なんとも凄い。生物の持つ神秘的な世界を、非常にわかりやすく、それでいて文学的に、芸術的に表現してくれる。 生命をこう表現している。 引用する。 「生命はひとつの準備をした。エントロピー増大の法則に先回りして、自らを壊し、そして再構築するという自転車操業的なあり方、つまり「動的平衡」である。しかし、長い間「エントロピー増大の法則」と追いかけっこをしているうちに少しずつ分子レベルで損傷が蓄積し、やがてエントロピーの法則に追い抜かれてしまう。つまり秩序が保たれないときが必ず来る。それが個体の死である。」 「ただ、そのときにはすでに自転車操業は次の世代にバトンタッチされ、全体としては生命活動が続く。現に生命はこうして地球上に38億年にわたって連綿と維持されし続けてきた。だから個体というのは本質的には利他的なあり方なのである」 この文章を読んで泣きそうになった。 凄いではないか。 生命をこんな風に表現するとは。 この本を読んできて理解したこと(私には容易にまとめられないが)を、最後にこんな風にまとめるのだ。 この福岡さん、結構ラジオにもよく出て、podcastで聴く機会がある。 ぼそぼそと話していて、とてもこういう文章を書く雰囲気ではないのだが、、。 すごいです。
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