商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/02/06 |
JAN | 9784048675239 |
- 書籍
- 文庫
雪蟷螂
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
雪蟷螂
¥605
在庫なし
商品レビュー
3.9
90件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
寒さ厳しい山脈を居とする部族の双頭、蛮族と呼ばれる戦いを好むフェルビエと、呪術を操り死人狂いと呼ばれるミルデ。長きにわたりいがみ合い戦をしていた2部族の戦の終結のため、フェルビエの族長の娘、アルテシアは前族長同士の盟約によりミルデの族長に嫁ぐことが決まっている。 愛する男を噛み殺すほどの激情をもち「雪螳螂」との異名を持つフェルビエの女でありながら、子供の頃からの運命を冷静に覚悟を持って受け入れ、アルテシアは彼女の影武者であったルイと近衛隊のトーチカのみを連れて婚礼相手のもとに向かうが、ミルデの族長オウガはアルテシアに開戦をつげる。 婚姻を無効にしないために奔走する中で、ただの部族間の未来のための盟約に見えた婚姻に、親世代も含めた両部族の間の複雑に絡み合った想いがこめられていることが見えてきて…。登場するすべてのフェルビエの女性がそれぞれの形の雪螳螂で、ちゃんと自分の愛を貫ききるのが切なくもかっこよかったです。
Posted by
お友達がお勧めしていたのを見て読みました。熾烈な戦を長きに渡り繰り広げてたフェルビエ族とミルデ族。戦を終わらせるために、極寒の山脈に平和を築くために取り交わされた政略結婚。その裏には憎しみと言うには生ぬるい、愛と言うには激しすぎる、交差する激情があった。運命の輪は複雑な文様を描い...
お友達がお勧めしていたのを見て読みました。熾烈な戦を長きに渡り繰り広げてたフェルビエ族とミルデ族。戦を終わらせるために、極寒の山脈に平和を築くために取り交わされた政略結婚。その裏には憎しみと言うには生ぬるい、愛と言うには激しすぎる、交差する激情があった。運命の輪は複雑な文様を描いて廻り始める。とても面白く読みました。何より文章が素敵で好みでした。極寒地が舞台ですが、読んでいてその寒さを直に感じるくらい。タイトルも秀逸。他の作品も読んでみたいです。
Posted by
高校生の時に買って読んで、それ以来ぶり。誰かに貸して手元から無くしてしまったので、買い直した。 かろうじて結末は覚えていたけれど、それと関係なく、途中で胸に刺さるものがあって、やっぱり好きだなと思った。
Posted by