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宇宙創成(下) 新潮文庫
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宇宙創成(下) 新潮文庫

サイモン・シン(著者), 青木薫(訳者)

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宇宙創成(下) 新潮文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/01/28
JAN 9784102159750

宇宙創成(下)

¥781

商品レビュー

4.4

105件のお客様レビュー

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2026/06/20

偶然と賢慮により、探していたものが必ず見つかる。科学と技術の歴史には、セレンディピティーがたくさん転がっている。宇宙はどのようにして生まれ、いかにして今日に至ったのか?人間はその宇宙の中でどんな存在なのか? 20世紀の宇宙論、理論と観測によって定常宇宙モデルからビックバンモデル...

偶然と賢慮により、探していたものが必ず見つかる。科学と技術の歴史には、セレンディピティーがたくさん転がっている。宇宙はどのようにして生まれ、いかにして今日に至ったのか?人間はその宇宙の中でどんな存在なのか? 20世紀の宇宙論、理論と観測によって定常宇宙モデルからビックバンモデルへのパラダイム・シフトがおこるまでとその後の宇宙論。 エピローグより抜粋 「最初、すべての物質とエネルギーは一点に集中していた」その後、壮大なビッグバンが起こった。「ビッグバン」という言葉はともかくも大爆発を意味し、実際、爆発を思い浮かべるのはそれほど的はずれではない。しかしビッグバンは、空間の中で何かが爆発したのではなく、空間が爆発したのである。同様に、ビッグバンは時間の中で何かが爆発したのではなく、時間が爆発したのである。空間と時間はどちらも、ビッグバンの瞬間に作られたのだ。 ビッグバンから一秒のうちに、超高温だった宇宙は膨張して劇的に冷え、温度は数兆度から数十億度にまで下がった。その頃の宇宙は、主として陽子と中性子と電子からなり、すべては光の海に浸されていた。それからの数分のうちに、陽子(水素原子核)は他の粒子と反応して、ヘリウムなどの軽い原子核を形成した。最初の数分間で、宇宙に存在する水素とヘリウムの比率はほぼ決定され、その値は今日観測されるものとよく一致している。 宇宙はその後も膨張しては冷え続けた。この頃の宇宙には、簡単な原子核と、エネルギッシュに飛び回る電子と、膨大な光が存在し、それらが互いにぶつかり合っては跳ねとばされていた。そしておよそ三十万年が経過したとき、温度が十分に下がり、電子の速度が落ちて原子核につかまり、原子が形成された。このとき以降、光はほぼ何にも邪魔されずに、宇宙をまっすぐ突き進めるようになった。こうして生じた自由な光こそ、ガモフ、アルファー、ハーマンによって予測され、ペンジアスとウィルソンによって検出された宇宙マイクロ波背景放射(CMB放射)である。CMB放射は、光によるビックバンのこだまなのだ。 COBE衛星によってCMB放射が精密に測定されたおかげで、三十万歳だった頃の宇宙には、密度が平均よりもわずかに高い領域があったことがわかっている。これらの領域にはさらに物質が引き寄せられ、ますます密度が上がっていった。宇宙がおよそ十億歳になる頃には、最初の星と銀河が形成されていた。星の内部では核反応が始まり、中ぐらいの重さの元素までがそこで作られた。それよりさらに重い元素は、星の一生が終わるときの断末魔の苦しみの中で形成される。炭素、酸素、窒素、リン、カリウムなどの元素が星の内部で合成され、ついには生命が進化できるようになった。 こうしてビッグバンから百五十億年(プラスマイナス十億年程度)を経て、われわれが存在している。 事実もそうだが科学が組み上がるまでの過程を楽しめる良書。

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2026/01/03

物理の世界をわかりやすく、又科学者たちの人間模様も交えて興味深く読ませる筆致のスペシャリスト。宇宙の切り口は筆者によって様々だが、入門者にもグイグイ読ませる構成がさすが。科学の進歩に純然にスポットを当てた美談ばかりでなく、地位や名声に執着した人間らしい嫉妬や欲に翻弄された、科学者...

物理の世界をわかりやすく、又科学者たちの人間模様も交えて興味深く読ませる筆致のスペシャリスト。宇宙の切り口は筆者によって様々だが、入門者にもグイグイ読ませる構成がさすが。科学の進歩に純然にスポットを当てた美談ばかりでなく、地位や名声に執着した人間らしい嫉妬や欲に翻弄された、科学者や科学界の裏側も描いていたのが面白かった。 現在の科学は数多のサイエンティストやそれに関わる人たちの奮闘の末に発展していった。人間の好奇心は歩みを止めることはない。好奇心は過去と現在を繋ぐ遺伝子のようなものだ。 サイモンシンの別の作品もぜひ読みたい! どんな科学分野でも、人が初心者であることをやめてその分野の達人となるのは、自分は一生初心者のままだと知ったときである。 ロビン・G・コリングウッド 科学者とは、正しい答えを与える者ではなく、正しい問いを発する者である。 クロード・レヴィ・ストロース

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2025/12/14

1950年当時は宇宙論の世界は「定常宇宙モデル」と「ビックバン・モデル」に二分されていた。 1992年になって、ようやく「ビックバン・モデル」に軍配が上がる。 本書の下巻は、「ビックバン・モデル」が正しいだろうという結論に至るまでの各種の観測事実が示される。 「ビックバン以前は...

1950年当時は宇宙論の世界は「定常宇宙モデル」と「ビックバン・モデル」に二分されていた。 1992年になって、ようやく「ビックバン・モデル」に軍配が上がる。 本書の下巻は、「ビックバン・モデル」が正しいだろうという結論に至るまでの各種の観測事実が示される。 「ビックバン以前はどうなっていたのか?」という問いがあるが、ビックバン・モデルではこの問いに意味はない。 ビックバンでは空間と同時に時間も生じたので、ビックバン以前には時間は存在しなかったからだ。 北極点で「北はどっちだ?」と問うようなもんだ。 本書は「地球は丸い」「地球は太陽の周りっを回っている」と気づいてから「宇宙はどのようにして生まれ、いかにして今日に至ったのか?人間はその宇宙の中でどんな存在なのか?」を知ってもらうために書かれた本。 地球が属する宇宙の姿は分かってきたが、暗黒物質と暗黒エネルギーについては何も分かっていないに等しい。 本書は20年ほど前に書かれたものだが、その当時最新の宇宙論には触れていない。 現在パラレル宇宙とかいろんな宇宙論はあるが、実証されていないので書いていないのでしょう。 量子論も分からないが、宇宙論も分からないですね。

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